![製品での取り組み](../../assets/images/plastic/torikumi01_02.png)
“フタ止めシール”をやめてプラスチック原料を削減
2021年、日清食品は「カップヌードル」で採用してきたプラスチック製の“フタ止めシール”を廃止しました。この取り組みによって削減できたプラスチック原料は、合計41トンにのぼります。これに伴って、シールがなくてもしっかりと止められるよう、フタの開け口を2つに増やした新形状の“Wタブ”に切り替えました。
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「バイオマスECOカップ」への切り替えで、石化由来プラスチック使用量を削減
2008年、日清食品は「カップヌードル」に再生可能資源である紙を主原料とする「ECOカップ」を採用。さらに2019年には、「ECOカップ」を進化させた環境配慮型容器「バイオマスECOカップ」への切り替えを開始しました。「バイオマスECOカップ」は、使用する石化由来プラスチックの一部を植物由来のバイオマスプラスチックに置き換えることで、従来の「ECOカップ」に比べてバイオマス度を81%に引き上げ、1カップあたりの石化由来プラスチック使用量をほぼ半減させた容器で、ライフサイクル全体で排出するCO2量を約16%削減しています。
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製品包装を見直し、
プラスチック使用量を削減
2020年9月、日清食品チルドは環境に配慮した製品を提案する「おいしいeco麺」プロジェクトを開始しました。「賞味期限延長」「エコ包装」「エコ調理」の3つに取り組んでおり、対象となる製品のパッケージには「おいしいeco麺」マークを表示しています。「エコ包装」の取り組みでは、「日清のラーメン屋さん」「日清の太麺焼そば」「涼麺」シリーズなどのプラスチックトレーを廃止し、日清食品チルドが1年間に使用するプラスチックトレーの使用量を年間で約40%削減しました。また、日清食品冷凍でもほぼすべての麺製品で、プラスチックトレーを廃止しました。
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海洋プラスチックを素材の一部に活用したプラスチックパレットの導入
日清食品は、海辺などに廃棄されたプラスチックごみを素材の一部に使ったプラスチックパレット(製品の輸送や保管に用いる荷役台)を2021年11月から採用しています。海へ流れ出る前に海辺などで回収されたプラスチックごみは、不純物を多く含み劣化していることから、リサイクルして再利用することが非常に難しく、ほとんどが地中に埋められてきました。しかし、日清食品が導入したプラスチックパレットは、海洋プラスチックとその他のプラスチック原料(リサイクル材を含む)を最適な配合で組み合わせることにより、十分な強度を保持しています。製品の輸送、保管の際に用いる荷役台としては国内企業で初となる取り組みで、日清食品は2030年までにすべてのプラスチックパレットをリサイクル素材を活用したものに切り替える予定です。
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みんなでプラスチック問題を考えよう!“プラ育”プロジェクトを開催
日清食品ホールディングスは、お客さまに“プラスチック廃棄物問題”に対する考えを深めてもらう啓発活動「みんなで考えよう、プラスチックのこと! 日清“プラ育”プロジェクト」を開催し、計113組(226名)の親子が参加しました。「カップヌードルミュージアム 横浜」で実施したイベントでは、プラスチック廃棄物問題の現状や課題、普段の生活でできる対策について、横浜市資源循環局の職員からお話しいただきました。また、「チキンラーメン」の包装フィルムを使用したオリジナルポーチ作りを実施し、アップサイクルへの理解促進を図りました。
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