即席めんに次ぐ新しい事業の柱へ!
日清食品の新サービス「完全メシスタンド」で新たな食のアプローチに挑む!

マーケティング
新規事業推進部

2022年 入社
Kさん
営業 新規事業推進部

2023年 入社
Mさん


働く人々の食にフォーカス
完全メシの新たな可能性
チキンラーメンやカップヌードルといった即席麺事業に次ぐ日清食品の収益の柱となるべく、2022年に産声をあげたブランド「完全メシ」。栄養とおいしさの完全なバランスを追求した、日清食品のフードテクノロジーが詰まった商品です。そんな完全メシを世の中にもっと広げるため、冷凍ショーケースから好きなメニューを手に取り、レンジで温めるだけで食べられるスタンド型の社食サービス「完全メシスタンド」が始動しました。企業や病院等への導入が進み、働く世代への新しいタッチポイントとしてまさに今軌道に乗りはじめたこのサービスを、ここまで先導してきた社員2名にプロジェクトのこれまでとこれからを語ってもらいました。

はじめてだらけの挑戦だから
大切にしたのは顧客視点
私たち営業の仕事は、企業や施設に完全メシスタンドの導入を働きかける提案業務です。しかし、日清食品にとって、このような法人企業向けのスタンド型社食サービスの取り組みはまだ始まったばかり。そのため、上流にあたるサービスの仕組みづくりやアプロ―チを考案するところから参画できるのが、この組織の特徴だと思います。そのため私たちは、自分たちで考えたこのサービスが「本当に世の中で受け入れられるものなのか」を確かめることからスタートしました。
手法として選択したのはPoC(実証実験)です。既存のお取引先で興味を持っていただいた企業様に約1年間試験的に導入いただき、生の声をヒアリング。その結果、味や売上といったことの反応だけではなく、経理処理など企業側のバックヤードの動きや商品納入のリードタイムなど、頭で考えるだけではわからなかったサービス提供上の課題が見えてきました。こうして顧客視点に立ち、サービスの真の魅力やさまざまな改善点を洗い出していったのです。

求められるのは既存の枠を超えること
試行錯誤し続けるマーケティング
PoCでは私たちマーケティングチームにとっても大きな気づきがありました。それは「健康への意識は思った以上にゆるやかで、長続きしない」ということ。日常的に完全メシを選択してもらうためには、そのハードルを越えなければなりません。そのために大切になるのが、働く人たちの健康意識を高めるようなアプローチです。今後は企業と連携したイベント開催など、商品アピールの枠にとらわれない取り組みを行っていく必要があると考えています。
これまでもさまざまな施策を進めてきているのですが、私たちが成功体験として大切にしているのが、完全メシスタンドの本格始動の契機となった企業向けの展示会です。日清食品として、小売業以外に向けてこのようなイベントを行うのはほぼ初めての試み。職種を超えた議論を重ねて完全にゼロから展示会を作り上げた結果、多くの企業から、商品基本価値である、栄養やおいしさへの高い評価に加え、この商品を提供する「完全メシスタンド」のサービス自体にも多くの関心を得ることができました。

多くの企業に、そして世の中に
インパクトを与えるサービスへ
プロジェクトを進めるメンバーには、さまざまなキャリアや人脈を持つ社員がいます。はじめての展示会出展も、そうしたメンバーが知恵を出し合ったことで成功を収めたのだと感じています。展示会を終えた現在も、多くの企業様から導入を検討したいというお問い合わせや資料請求のご要望をいただいています。2025年度に完全メシを100億円ブランドに成長させるという、会社が掲げる大きな目標に貢献するにはまだまだですが、不可能な数字だとは思っていません。達成に向けて、営業活動と並行してサービスのブラッシュアップも続けていきます。
現在注力しているのは、小規模な事業所のニーズにも応えられるプランの見直しなど、さまざまな企業に合わせた提供体制の改良です。社食の代わりに手軽に導入できる完全メシスタンドであれば、働くオフィスによる環境の格差を埋めることにも貢献できるはずです。決まった商品を提案するわけではなく、食を通して世の中により良いインパクトを与えることができるサービスを、自分たちの手で進化させていく。それがこの仕事の面白さですね。

長く愛してもらうために
魅力ある商品にさらなる価値を
日清食品は「おいしいもの」「人に愛される商品」をとことん追求する会社です。完全メシも栄養バランスだけではなくおいしさにもとことんこだわった、唯一無二の商品だと思っています。そうした商品力の強さを背景に、自信を持って完全メシの良さを伝えられることは、日清食品で働く大きな魅力です。そしてそんな質の高い商品をよりたくさんの人に届けるために私たちマーケターに求められるのは、商品やサービスにプラスアルファの価値を与えていくことだと考えています。
「完全メシを継続的に食べていただくためにはどんな施策が必要か?」「企業とそこで働く人、消費者に伝えるべきブランドのコアメッセージは?」。これからも、そうした商品にさらなる魅力づけをするような、宣伝広告だけではない、長く愛されるためのマーケティングを実現していきたいと思います。