「10分どん兵衛」など、カップ麺のWebコンテンツが数々の賞を受賞

2016年6月21日、「10分どん兵衛」 (10 Minutes Noodle) が「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のPR部門で「ブロンズライオン」を受賞した。本フェスティバルは、世界の広告・コミュニケーション関連アワードの中でもエントリー数・来場者数ともに最大規模で、約100カ国から1万5,000人以上の来場者が集まり、全21部門に4万点を超える応募がある。「10分どん兵衛」は、カップ麺誕生から45年間、“3分・5分の調理時間で食べるもの”と企業が推奨してきた中、“10分で食べるとおいしい”というインフルエンサーの発言を公式に認める歴史的転換を行ったことが受賞へとつながった。
また、「日清焼そばU.F.O.」「カップヌードルエスニックシリーズ」「チキンラーメン」「カレーメシ」などのWebコンテンツにも注目が集まった。「日清焼そばU.F.O.」は、「エクストリームZERO!篇」の総動画再生回数が100万回を超え、「カップヌードルエスニックシリーズ」の「ドSニック・パラダイス」も、人気声優を起用した“超絶ドSワード”が話題を呼び、600社を超えるテレビやWeb媒体に取り上げられた。さらに、2016年に58周年を迎えた「チキンラーメン」の“バズ動画あるある”を詰め込んだWebムービー「侍ドローン猫アイドル神業ピタゴラ閲覧注意爆速すぎる女子高生」が海外メディアにも取り上げられ、総動画再生回数140万回を突破。「カレーメシ」の「生まれ変わったカレーメシ篇」も1日で100万回を超える再生回数を記録するなど、大変大きな注目を集めた。
また、11月6日には「カップヌードル」の動画「7 SAMURAI篇」がブラジルで公開され、ネット視聴1,124万回を越え、日本でも11月15日に120秒のテレビCMをサッカー日本代表戦でオンエアすると、わずか3日で再生回数330万回を突破。世界を舞台に7人の“SAMURAI”が7種の超絶パフォーマンスを繰り広げる「7 SAMURAI篇」は、2016~2017年の「カップヌードル」CMとしてブラジル・日本ほか、世界各国で放送された。
翌2017年3月29日、タイ・パタヤで開催された「第20回アジア太平洋広告祭」 (アドフェスト2017) でも、日清食品グループの動画コンテンツが数々の賞を受賞した。「アドフェスト」は、アジア太平洋地域最大の広告祭で、世界的に権威ある広告賞の一つである。当社グループの作品では、「チキンラーメン」のWeb動画「侍ドローン猫アイドル神業ピタゴラ閲覧注意爆速すぎる女子高生」がブランデッドコンテンツ&エンタテインメント部門で「ゴールド」を、フィルム部門で「ブロンズ」を受賞した。
また、アニメ社史「SAMURAI NOODLES-The Originator-」はフィルムクラフト部門で「シルバー」を受賞。本作品は、インスタントラーメンの発明によって世界の食文化を革新し、新たな食の創造に生涯をかけて挑み続けた当社創業者・安藤百福を“サムライ”として描いたアニメーションで、インスタントラーメン誕生にまつわる物語をハードボイルドな世界観で展開している。制作スタッフには佐藤可士和氏 (アートディレクター/クリエイティブディレクター) をはじめ豪華クリエイター陣が顔を揃えており、この動画も海外で話題を呼んだ。
「ココナッツサブレ」の「マッシュアップ ミュージック プレーヤー」がモバイル部門で「シルバー」を受賞した。この作品は、日清シスコ「ココナッツサブレ」の発売50周年を記念して結成されたパフォーマンス・ユニット「五五七二三二〇」 (ココナッツサブレの語呂合わせ) が、シングル4曲をマッシュアップした合体曲「四味一体」で、2016年11月7日にリリース配信されると、SNSを中心に一気に拡散した。