2007.1

巨星、墜つ
創業者会長安藤百福逝く

2007年1月5日、創業者会長安藤百福は96歳の天寿を全うした。突然の訃報であった。
3日前の1月2日には元気にゴルフを楽しみ、1月4日には恒例の商社による年賀挨拶を受けたあと、午前9時から初出式へ出席、30分間立ったままで年頭訓示を行った。さらに、約400名が集まった資材取引先との賀詞交歓会、12時からの昼食会に参加し、年始の公式行事をすべて無事に済ませた。
翌1月5日の早朝に体調を崩し、午後3時に市立池田病院へ入院。午後6時40分、急性心筋梗塞により死去した。

初出式で力強く訓示
1月4日、初出式は、国内38事業所と海外6ヵ国15事業所を結んで行われた。安藤百福は大阪本社から国内外のグループ社員に向かって訓示し、これが最後の初出式となった。

最後の年頭所感
2007年の年頭所感は「企業在人、成業在天」であった。これに触れて「おごり高ぶってはいけない。塵中にも神宿るという。メーカーにとって神の声は大衆であって、大衆が天を動かす」と力強く説いた。

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