グローバル食品安全研究所 | the WAVE
グローバル食品安全研究所
グローバル食品安全研究所は、「美健賢食」(美しく健康な身体は賢い食生活から)、「食為聖職」(食の仕事は聖職である) という創業者精神のもと、人々の健康を支える食の安全を追求しています。
グローバル食品安全研究所の機能
世界屈指の品質管理体制
グローバル食品安全研究所は、食品の品質管理に医薬品の安全基準を導入し、高度な分析技術と世界屈指の食品安全管理体制を確立しています。こうした独自の品質管理体制によって、日清食品グループ全体における原材料や製品の品質を保証しています。
食の安全に関する情報を世界に発信
インスタントラーメンは容器、スープ、麺、具材と多くの構成要素が含まれる、食の安全に関して取り組むべきポイントの多い製品です。グローバル食品安全研究所はWINA (世界ラーメン協会) の活動を通じて、業界内の連携や情報交換を呼びかけ、食の安全に関する情報を世界に向けて積極的に発信します。
食の安全・安心に関する研究発表
食の安全・安心に関する研究成果を、論文・学会で発表しています。分野ごとの主な研究発表実績をご紹介します。
危害物質
農薬、動物用医薬品、食物アレルギー物質、食中毒菌などさまざま々な危害物質の分析をはじめ、新たな分析方法や分析装置の開発にも取り組み、原材料や最終製品の品質保証に活用しています。
掲載年 | 形式 | タイトル | 掲載雑誌・発表学 | 著者・演者 | サマリー |
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2019 | 学会 | 自動前処理装置FASVEDの分析対象拡大と妥当性評価 (第2報) | 第115回日本食品衛生学会 | 赤司 隆二、一宮 麻未、楠野 大輔、遠藤 元、小林 和浩 | 動物用医薬品分析用に開発した自動前処理装置「FASVED」が、動物用医薬品以外の危害物質の前処理にも適用できることを報告しました。 |
2018 | 論文 | Simultaneous detection of eight species of tree nut in foods using two tetraplex polymerase chain reaction assays | Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 82 (11):1985-1991 (2018) | Mina Ito, Taisei Mizota, Takashi Kitaguchi, Katsutoshi Ohno, Tetsuro Ohba, and Mitsuru Tanaka | 2017年に発表した「マルチプレックスPCR法による食物アレルギー原材料Tree nuts8種の検出」に関する論文が、専門雑誌に掲載されました。 |
2017 | 論文 | 新規自動前処理装置を用いた食品中の動物用医薬品一斉分析法の妥当性確認 | 食品衛生学雑誌, 58巻 4号 p. 205-219 (2017) | 八津川 洋一、楠野 大輔、松田 高博、小林 和浩、大羽 哲郎 | 動物用医薬品分析の前処理を自動化できる新規装置「FASVED」 (Food Automatic Analytical Systems for Veterinary Drugs) を開発したことを報告しました。 |
2017 | 学会 | マルチプレックスPCR法による食物アレルギー原材料Tree nuts8種の検出 | 第113回日本食品衛生学会学術講演会 | 伊藤 美奈、溝田 泰生、大野 克利、大羽 哲郎、田中 充 | 国内外で食物アレルギー物質として表示が義務付けられている8種類の木の実 (アーモンド等) を、同時に検出することができる分析法 (マルチプレックスPCR法) を開発したことを報告しました。 |
2014 | 論文 | 新規自動前処理装置 (FASRAC) を用いたGC-MS/MSによる農産物中の残留農薬一斉試験法の妥当性評価 | 食品衛生学雑誌, 55 巻 5 号 p. 216-229 (2014) | 奥田 大貴、古志 直弘、松村 敦、大柳 達也、山本 礼央、松田 高博、橋本 昭彦、畠山 治、小林 和浩、長尾 康博、山田 敏広 | 残留農薬自動前処理装置FASRACを用いた分析法が、手作業による分析法(公定法)と同等以上の性能を有することを報告しました。 |
2012 | 学会 | 残留農薬自動前処理装置による分析システムFASRACの構築と妥当性評価 | 第103回日本食品衛生学会 | 奥田 大貴、畠山 治、田中 政春、山田 敏弘 | 残留農薬検査の前処理を自動化できる新規装置「FASRAC」 (Food Automatic Analytical Systems for Residual Agricultural Chemicals)を世界で初めて開発したことを報告しました。 |
2007 | 論文 | Detection of walnut residues in processed foods by polymerase chain reaction. | Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 71: 1793-1796 (2007) | Yano, T., Sakai, Y., Uchida, K., Nakano, Y., Ishihata, K., Nakano, S., Yamada, T., Sakai, S., Urisu, A., Akiyama, H. and Maitani, T. | |
2007 | 論文 | Reactivity of shrimp allergy-related IgE antibodies to krill tropomyosin. | International Archives of Allergy and Immunology, 145:175-181 (2007) | Nakano, S., Yoshinuma, T. and Yamada, T. | |
2004 | 論文 | Comment on "Soxhlet extraction of acrylamide from potato chips" by J. R. Pedersen and J. O. Olsson, Analyst, 2003, 128, 33 | Journal of Food Protection, 129:96-98 (2004) | Tanaka, M., Y. Yoneda, Y. Terada, E. Endo, and T. Yamada. | |
2004 | 論文 | A PCR Assay for Detection of Acetic Acid-tolerant Lactic Acid Bacteria in Acidic Food Products. | Journal of Food Protection, 67:610-615 (2004) | Nakano, S., A. Matsumura, and T. Yamada. | |
2004 | 論文 | A PCR Detection of Bacillus and Staphylococcus in Various Foods. | Journal of Food Protection, 67:1271-1277 (2004) | Nakano, S., T. Kobayashi, K. Funabiki, A. Matsumura, Y. Nagao, and T. Yamada. | |
2004 | 論文 | A PCR Assay Based on a Sequence-Characterized Amplified Region Marker for Detection of Emetic Bacillus cereus. | Journal of Food Protection, 67:1694-1701 (2004) | Nakano, S., H. Maeshima, A. Matsumura, K. Ohno, S. Ueda, Y. Kuwabara, and T. Yamada. | |
2004 | 学会 | PCR法によるBacullus cereus嘔吐型菌の検出に関する研究 | 第25回日本食品微生物学会学術総会 | 上田 成子、仲野 茂、山田 敏広、品川 邦汎、桑原 祥浩 | |
2004 | 学会 | 嘔吐型セレウス菌の検出法 | 日本防菌防黴学会第31回年次大会 | 前島 秀樹、仲野 茂、松村 敦、大野 克利、上田 成子、桑原 祥浩、山田 敏広 | |
2003 | 論文 | Evaluation of styrene oligomers eluted from polystyrene for estrogenicity in estrogen receptor binding assays. Reporter gene assay, and uterotrophic assay. | Food and Chemical Toxicology, 41:131-141 (2003) | Ohno, K., Y. Azuma, K. Date, S. Nakano, T. Kobayashi, Y. Nagao, and T. Yamada. | |
2003 | 論文 | Development of a PCR Assay for Detection of Enterobacteriaceae in Foods. | Journal of Food Protection, 66:1798–1804 (2003) | Nakano, S., T. Kobayashi, K. Funabiki, A. Matsumura, Y. Nagao, and T. Yamada. | |
2003 | 学会 | 酢酸耐性乳酸菌の検出(PCR法) | 第24回日本食品微生物学会学術総会講演 | 松村 敦、仲野 茂、米田 幸生、山田 敏広 | |
2002 | 論文 | Problems with Methods used to screen estrogenic chemicals by yeast two-hybrid assays. | Journal of Health Science, 48:83-88 (2002) | Nakano, S., Y. Nagao, T. Kobayashi, M. Tanaka, S. Hirano, Y. Nobuhara, and T. Yamada.赤司 隆二、一宮 麻未、楠野 大輔、遠藤 元、小林 和浩 | |
2002 | 学会 | 特定細菌群の迅速検査法の検討 (第二報) -検出用プライマーの特異性- | 日本食品化学学会第8回総会学術大会講演 | 船曳 健一、仲野 茂、小林 徹、長尾 康博、山田 敏広 | |
2002 | 学会 | 特定細菌群の迅速検査法の検討 (第三報) -各種加工食品への適用- | 日本食品化学学会第8回総会学術大会講演 | 小林 徹、仲野 茂、船曳 健一、長尾 康博、山田 敏広 | |
2001 | 論文 | Identification, determination and biological evaluation of a novel styrene trimer contained in polystyrene food containers (II). | Journal of Agricultural and Food Chemistry, 49:4127-4131 (2001) | Hirano, S., M. Tanaka, K. Date, K. Kobayashi, T. Sakurai, K. Ohno, Y. Nagao, Y. Nobuhara, and T. Yamada. | |
2001 | 論文 | Assessment of styrene oligomers eluted from polystyrene-made food containers for estrogenic effects in In vitro assays. | Food and Chemical Toxicology, 39:1233-1241 (2001) | Ohno, K., Y. Azuma, S. Nakano, T. Kobayashi, S.Hirano, Y. Nobuhara, and T. Yamada. | |
2001 | 学会 | 食品用ポリスチレン容器中に存在する新規スチレントリマーの同定 | 日本農芸化学会2001年度大会 | 平野 哲、櫻井 敬展、小林 和浩、田中 政春、長尾 康博、山田 敏広 | |
2001 | 学会 | チルドめんにおける特定細菌群の迅速検査法の検討 (第一報) | 第22 回日本食品微生物学会学術総会講演 | 船曳 健一、仲野 茂、小林 徹、田中 政春、長尾 康博、山田 敏広 | |
2000 | 論文 | ポリスチレン容器入り即席めん中のスチレンオリゴリマーの定量 | 分析化学, 49:857-867 (2000) | 山田 敏広、田中 政春、平野 哲、長尾 康博、小林 和浩、櫻井 敬展、古川 葉子、信原 陽一 | |
2000 | 学会 | スチレンオリゴマーの内分泌撹乱作用に関する生物学的評価 (3) ―in vitroアッセイ法による評価― | 日本内分泌撹乱化学物質学会第3回研究発表会 | 大野 克利、東 幸雅、仲野 茂、小林 徹、長尾 康博、平野 哲、信原 陽一、山田 敏広 | |
1999 | 学会 | スチレンオリゴマーの研究(2) -ポリスチレン容器の分析- | 日本薬学会第1999年会 | 高木 一成、田中 政春、土居 香、長尾 康博、畠山 治、原田 留美子、千葉 勝、山田 敏広 | |
1999 | 学会 | スチレンオリゴマーの研究(1) -標準化合物の合成- | 日本薬学会第1999年会 | 平野 哲、櫻井 敬展、小林 和浩、塩澤 聡、稲葉 秀昭、千葉 勝、山田 敏広 |
動物実験代替法
動物実験を行わずに食品中の化学物質の安全性を評価する「動物実験代替法」の開発、活用を積極的に進めています。
1. ヒト細胞を用いた遺伝毒性試験 (NESMAGET®)
日清食品が開発した、がんの原因となるDNAの損傷をヒト細胞で評価する試験法です。複数の学会から表彰されるなど高い評価を得ており、社外からの受託試験も請け負っています。
試験法概略 (NESMAGET®)
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1. DNA修復遺伝子を発光に変換する仕組みを組み込んだヒト細胞をプレートに入れる。
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2. 調べたい化学物質を細胞に添加する。
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3. 発光の有無と強弱を測定し、DNA損傷を判定する。
NESMAGET®に関する研究発表
掲載年 | 形式 | タイトル | 掲載雑誌・発表学 | 著者・演者 |
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2013 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験 (NESMAGET、第16報)-代謝活性化における種差の検討- | 日本動物実験代替法学会第26回大会 | 溝田 泰生、伊藤 美奈、大野 克利、山田 敏広 |
2013 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験 (NESMAGET®、第15報):ヒトリンパ芽球細胞TK6安定発現株の樹立と反応性検討 | 第40回日本毒性学会学術年会 | 大野 克利、溝田 泰生、山田 敏広 |
2012 | 学会 | Genotoxicity Test System Based On p53R2 Gene Expression In Human Cells.(NESMAGET, Part14) | 細胞アッセイ研究会 | Taisei Mizota, Katsutoshi Ohno, Toshihiro Yamada |
2012 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験 (NESMAGET、第13報):安定発現細胞株の樹立 | 日本動物実験代替法学会第25回大会 | 大野 克利、溝田 泰生、山田 敏広 |
2012 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験法 (NESMAGET, 第12報) :TK6細胞とMCF-7細胞(従来法)との性能比較 | 第39回日本毒性学会学術年会 | 大野 克利、溝田 泰生、山田 敏広 |
2012 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験法 (NESMAGET, 第11報) :TK6細胞の適用とMCF-7細胞(従来法)との比較 | 日本薬学会第132回年会 | 溝田 泰生、大野 克利、山田 敏広 |
2011 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験法 (NESMAGET、第10報) :TK6細胞への適用性検討 | 日本動物実験代替法学会第24回大会 | 溝田 泰生、大野 克利、伊藤 美奈、山田 敏広 |
2011 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験法 (NESMAGET, 第9報) : 欧州代替法評価センター (ECVAM) リスト61化学物質の評価 | 日本薬学会第131回年会 | 大野 克利、溝田 泰生、伊藤 美奈、山田 敏広 |
2011 | 論文 | Validation of a genotoxicity test based on p53R2 gene expression in human lymphoblastoid cells | Mutation Research, 724, 76-85 (2011) | Mizota, T., Ohno, K., Yamada, T. |
2010 | 学会 | ヒトリンパ芽球細胞TK6を用いたp53R2遺伝子発現に基づく遺伝毒性試験法 (NESMAGET第8報) | 日本動物実験代替法学会第23回大会 | 溝田 泰生、大野 克利、山田 敏広 |
2009 | 学会 | ヒト正常皮膚細胞を用いたp53R2遺伝子発現に基づく遺伝毒性試験法 (NESMAGET第7報) | 日本動物実験代替法学会第22回大会 | 溝田 泰生、大野 克利、山田 敏広 |
2009 | 学会 | p53R2遺伝子発現に基づくヒト細胞遺伝毒性試験法 (第6報) | 第36回日本トキシコロジー学会学術年会 | 大野 克利、溝田 泰生、東 幸雅、仲野 茂、山田 敏広 |
2008 | 論文 | A genotoxicity test system based on p53R2 gene expression in human cells: assessment of its reactivity to various classes of genotoxic chemicals | Mutation Research, 656, 27-35 (2008) | Ohno, K., Ishihata, K., Tanaka-Azuma, Y., Yamada, T. |
2008 | 学会 | p53R2遺伝子発現を指標としたヒト細胞遺伝毒性試験法 | 日本動物実験代替法学会第21回大会 | 大野 克利、石畑 公江、東 幸雅、仲野 茂、山田 敏広 |
2008 | 学会 | In vitro genotoxicity test system based on p53R2 gene expression in a human cell line. | 日本環境変異原学会第37回大会、第1回アジア太平洋変異原性学会 | 大野 克利、石畑 公江、東 幸雅、奥村 正、仲野 茂、山田 敏広 |
2007 | 学会 | p53R2遺伝子発現を指標としたヒト遺伝毒性試験法 (3) | 日本薬学会第127回年会 | 石畑 公江、大野 克利、東 幸雅、山田 敏広 |
2006 | 学会 | p53R2遺伝子発現を指標としたヒト遺伝毒性試験法の開発 (2) | 日本薬学会第126回年会 | 石畑 公江、大野 克利、東 幸雅、米田 幸生、山田 敏広 |
2005 | 論文 | Genotoxicity test system based on p53R2 gene expression in human cells: Examination with 80 chemicals. | Mutation Research, 588, 47-57 (2005) | Ohno, K., Tanaka-Azuma, Y., Yoneda, Y., Yamada, T. |
2004 | 学会 | p53R2遺伝子発現を指標としたヒト細胞変異原性試験法の開発 | 第31回日本トキシコロジー学会学術年会 | 大野 克利、東 幸雅、米田 幸生、山田 敏広 |
2. 発がんプロモーション活性短期検出法 (NESTUP)
日清食品が開発した、培養細胞を用いて発がんを促進する「発がんプロモーター」を検出する試験です。従来の試験 (形質転換試験) から大幅に試験期間を短縮でき、検体を添加してから2日で結果を得ることが可能です。
試験法概略 (NESTUP)
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1. 細胞をプレートに入れる。
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2. 調べたい化学物質を細胞に添加する。
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3. 遺伝子の発現変化を測定し、発がんを促進するか判定する。
NESTUPに関する研究発表
掲載年 | 形式 | タイトル | 掲載雑誌・発表学 | 著者・演者 |
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2012 | 学会 | 遺伝子発現に基づく発がんプロモーター短期検出法 (NESTUP, 第6報):ハイスループット化の検討 | 日本動物実験代替法学会第25回大会 | 前島 秀樹、大野 克利、伊藤 美奈、山田 敏広 |
2012 | 学会 | 新規in vitro発がんプロモーター短期検出法 (NESTUP, 第5報) :ハイスループット化の検討 | 日本薬学会第132回年会 | 前島 秀樹、大野 克利、伊藤 美奈、山田 敏広 |
2011 | 学会 | 新規in vitro発がんプロモーター短期検出法 (NESTUP, 第4報) :生活習慣病薬・食品添加物等の評価 | 日本薬学会第131回年会 | 前島 秀樹、大野 克利、西川 千紘、山田 敏広 |
2010 | 論文 | Validation of an in vitro screening test for predicting the tumor promoting potential of chemicals based on gene expression. | Toxicology In Vitro, 24, 995-1001 (2010) | Maeshima, H., Ohno, K., Nakano, S., Yamada, T. |
2009 | 論文 | Identification of tumor promotion marker genes for predicting tumor promoting potential of chemicals in BALB/c 3T3 cells. | Toxicology In Vitro, 23, 148–157 (2009) | Maeshima, H., Ohno, K., Tanaka-Azuma, Y., Nakano, S., Yamada, T. |
2009 | 学会 | 遺伝子発現を指標としたin vitro発がんプロモーター短期検出法の検証 | 日本動物実験代替法学会第22回大会 | 前島 秀樹、大野 克利、山田 敏広 |
2008 | 学会 | BALB/c 3T3細胞における発がんプロモーションのマーカー遺伝子の探索 | 日本動物実験代替法学会第21回大会 | 前島 秀樹、大野 克利、東 幸雅、仲野 茂、山田 敏広 |
2007 | 学会 | In vitro発がんプロモーション試験における遺伝子マーカーの探索 | 第34回日本トキシコロジー学会学術年会 | 大野 克利、前島 秀樹、東 幸雅、山田 敏広 |
3. その他
その他動物実験代替法に関する研究発表
掲載年 | 形式 | タイトル | 掲載雑誌・発表学 | 著者・演者 | サマリー |
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2020 | 論文 | In vitro toxicity studies of epoxyoleic acid and diepoxylinoleic acid | Fundamental Toxicological Sciences, 7(3):123-132 (2020) | "Takashi Kitaguchi, Masaharu Tanaka, Takahiro Matsuda, Taisei Mizota, Katsutoshi Ohno, Kazuhiro Kobayashi, Yasumitsu Ogra and Mitsuru Tanaka" | 2019年に学会発表したエポキシ脂肪酸類の健康影響評価に関する論文が専門雑誌に掲載されました。 |
2020 | 学会 | in vitro試験及びin silico予測による食品中化合物のヒト体内曝露量予測精度の検証 | 第26回日本食品化学学会 | 北口 隆、溝田 泰生、伊藤 美奈、田中 冬樹、大野 克利、小林 和浩、田中 充 | 細胞実験とコンピュータ予測を組み合わせた、食品中化合物の体内動態予測の検証結果を報告しました。 |
2019 | 学会 | エポキシ脂肪酸類のin vitro毒性試験 | 第46回日本毒性学会 | 北口 隆、溝田 泰生、田中 政春、松田 高博、大野 克利、小林 和浩、田中 充 | 脂質の加熱や酸化によって生成するエポキシ脂肪酸類について、培養細胞を用いた毒性評価に基づき、健康影響の懸念は低いことを報告しました。 |
2017 | 学会 | 日清食品における代替法の活用と今後の展望 | 第30回日本動物実験代替法学会 | 溝田 泰生 | 日清食品における動物実験代替法の開発事例や、コンピュータを活用した新規技術など今後の展望について、専門学会のシンポジウムで紹介しました。 |
2016 | 学会 | ヒト肝細胞を用いた糖化最終産物AGEsのin vitro生体影響評価 | 第112回日本食品衛生学会学術講演会 | 伊藤 美奈、溝田 泰生、大野 克利、大羽 哲郎、田中 充 | 食品加工過程で生成するAGEs (最終糖化産物) の健康影響評価の一環として、ヒト肝細胞に対する影響を評価し、毒性的影響は認められなかったことを報告しました。 |
2016 | 学会 | 食品関連化学物質のTh2応答亢進作用の評価 | 第29回日本動物実験代替法学会 | 溝田 泰生、大野 克利、大羽 哲郎 | 培養細胞によって、アレルギー反応を引き起こす化学物質を簡便に評価できる可能性があることを報告しました。 |
その他
掲載年 | 形式 | タイトル | 掲載雑誌・発表学 | 著者・演者 |
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2019 | 論文 | Establishment of a method for determining the origin of glutamic acid in processed food based on carbon and nitrogen stable isotope ratios | Heliyon, Jan; 5(1): e01169 (2019) | Kazuhiro Kobayashi, Yoichi Yatsukawa, Masaharu Tanaka, Soichi Tanabe, Mitsuru Tanaka and Takuya Suzuki |
2018 | 論文 | "Development of a Method to Isolate Glutamic Acid from Foodstuffs for a Precise Determination of their Stable Carbon Isotope Ratio" | Analytical Sciences, 34(5):571-574 (2018) | Kazuhiro KOBAYASHI, Masaharu TANAKA, Yoichi YATSUKAWA, Soichi TANABE, Mitsuru TANAKA, Naohiko OHKOUCHI |
2018 | 論文 | Distinguishing glutamic acid in foodstuffs and monosodium glutamate used as seasoning by stable carbon and nitrogen isotope ratios. | Heliyon, Sep; 4(9): e00800 (2018) | Kazuhiro Kobayashi, Masaharu Tanaka, Yoichi Yatsukawa, Soichi Tanabe, Mitsuru Tanaka and Takuya Suzuki |