お知らせ
世界初! 油脂酵母由来「食用代替パーム油」を使った油揚げ麺の作製に成功!
~ 未来を見据えた新しい資源調達の第一歩 ~
油脂酵母とは、さまざまな糖を原料とし、菌体内に油脂を生産、蓄積する酵母です。
本研究成果は、2022年3月15日(火)から18日(金)に行われる「日本農芸化学会2022年度大会」において、一般演題1,346件の中から選ばれた学術的または社会的にインパクトのある「トピックス演題」として発表します。
研究の背景
日清食品グループでは、2017年に制定した「持続可能な調達方針」に基づき、地球環境と人権を尊重した原材料の調達を進めており、今回の新潟薬科大学との「油脂酵母が生産する酵母油を使った油揚げ麺の作製」に関する共同研究は、未来を見据えたこれまでにない資源調達を目指すものです。
油脂酵母が生産する酵母油は、アブラヤシから採れる植物油でインスタントラーメンを含む食品の製造に広く使用されているパーム油と非常に近い脂肪酸組成を持っています。また、広大な土地を必要とせずにタンク培養で油脂を生産でき、気候の影響も受けずに安定供給することが可能であるため、パーム油に代わる資源 (食用代替パーム油) として期待されています。