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2007.05.16 日清食品

お知らせ

東京大学大学院農学生命科学研究科に新設された日清食品寄付講座「味覚サイエンス」について

東京大学大学院農学生命科学研究科に新設された日清食品寄付講座「味覚サイエンス」について

日清食品株式会社(社長:安藤宏基)は、5年間で総額2億5千万円(年間5千万円)の寄付を行い、東京大学大学院農学生命科学研究科に日清食品寄付講座「味覚サイエンス」が2007年4月1日に新たに開設されました。
日清食品株式会社は、1958年に創業者安藤百福が世界初の即席めんである「チキンラーメン」を発明した事により創業し、来年2008年には創業50周年を迎えます。創業以来、『食足世平』(食が足りてこそ世の中が平和になる)との企業理念とともに、お客様への"おいしさ"の提供を常に考えて企業活動を続け、『おいしさは世界のことば』というキャッチフレーズにその姿勢を表して参りました。"おいしさ"は食の原点であり、その本質を主に担うのがヒトの「味覚」です。
本寄付講座では、先端的ライフサイエンスの観点から、「味覚」を科学的に捉えなおし、「味覚」という高等動物に普遍的に存在する感覚を根源的に分子レベルで解明するという最先端研究が実施されます。日清食品株式会社は、本寄付講座開設によって、「味覚という感覚」の科学的解明についての手助けをしていきたいと考えています。
一方、「味覚の研究」は、新しい食品の創出やヒトの健康を支える上でも極めて重要な研究分野です。当社は、本寄付講座の研究成果により、味覚に関する基礎的研究が更に発展し、国際的な味覚研究者が育成される事を期待すると共に、研究成果が日本の食品産業界に還元され、新たな食の創造に繋がっていく事を切に願っています。
また、日清食品株式会社は、2006年9月に、『おいしい、のその先へ。』という新しいキャッチフレーズを掲げました。この言葉を具現化していくために、当社も、本寄付講座で得られた味覚についての最新の知見に基づく「おいしくて健康のために役立つ新しい食品」の研究開発に精力的に取り組み、世界の食文化の発展・向上のためにさらに邁進していく所存です。

寄付講座の概要は下記の通りです。
1.名  称日清食品寄付講座「味覚サイエンス」
2.開設場所東京大学大学院 農学生命科学研究科
3.開設時期2007年4月1日〜 (5年間)
4.寄付金額総額2億5千万円 (年間5千万円×5年間)
5.研究内容味覚の分子機構の解析および味覚と健康との関わりの解析を中心に、物質科学的視点もこれに加え、学術・教育面のみならず産業面への貢献をも考慮した研究を行う。
6.担当教員朝倉 富子 客員准教授
石丸 喜朗 客員助教 
7.寄付講座開設に関する責任教授
東京大学大学院農学生命科学研究科 阿部 啓子 教授
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