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2008.05.07 日清食品

お知らせ

日清食品 食品安全研究所 国際規格ISO/IEC17025認定を取得

日清食品 食品安全研究所国際規格ISO/IEC17025認定を取得より高い品質保証体制が整う

日清食品株式会社(社長:安藤宏基)の食品安全研究所(滋賀県草津市)は、試験所および校正機関の能力を認める国際規格ISO/IEC17025の認定を4月17日(木)付で取得しました。取得分野は、1.残留農薬一斉分析 2.動物用医薬品一斉分析 3.微生物試験法(一般生菌数、大腸菌群、黄色ブドウ球菌)の3分野で、「HPLC (※1)による動物用医薬品等の一斉試験法III (畜水産物)」については、日本国内初の認定取得となります。

昨今、食の安全にかかわる諸問題が頻発し、食品メーカーにおいては製品の安全・品質の確保が重要な課題となっています。弊社では、"食は聖職なり"という創業者の理念のもと、2002年に食品安全研究所を設立して以来、弊社独自の検査方法(※2)を数々確立し、製品および原材料を自社分析する品質保証体制を整え、弊社製品の安全性の確保に全力をあげてまいりました。
ISO/IEC17025試験所認定制度は、認定機関が所定の基準(要求事項)に基づき、試験所の試験実行能力と管理システムに関して、適正な試験結果を出す能力があることを認定する国際規格です。品質システムとしてよく知られているISO9001が組織全体の製造・設計・付帯サービスにおける品質システムを認証するのに対し、ISO/IEC17025は、品質システムとその試験所の試験評価を行う能力を認定するものです。取得により、
1. 国際標準での品質保証システムの運営が行われている
2. 国際レベルの信頼性を有する結果を出す分析技術能力を有する
試験機関として、外部から公式に認められることとなります。

今回、弊社の食品安全研究所がISO/IEC17025の認定を取得したことにより、弊社の品質保証体制が国際基準に適合することが認められました。

弊社では、今後ともお客様に安心してお召し上がりいただける製品をお届けできるよう、今回認定された試験法以外の分析法についても本規格の精神を展開させ、より高い厳格な精度管理による品質保証システムの構築に努め、品質管理の一層の向上を図ってまいります。


1.認定機関財団法人日本適合性認定協会(JAB)
2.取得試験所日清食品株式会社 食品安全研究所 品質保証部
(滋賀県草津市野路町2247番地)
3.認定範囲分野
1.残留農薬一斉分析
2.動物用医薬品一斉分析
3.微生物試験法(一般生菌数、大腸菌群、黄色ブドウ球菌)

(※1)HPLC(High Performance Liquid Chromatography)は、高速液体クロマトグラフィーと呼ばれ、さまざまな有機化合物の分離や定量のための代表的な手法として、幅広く利用されている技術
(※2)
2001年60種類の農薬を一斉に分析するシステム「NASRAC-60」を開発
「食中毒群の迅速一斉検査法」を開発
 (※) 食品安全研究所の前身の「食品安全センター」にて開発
2002年300種類の農薬が一斉分析できるまでに機能を充実させた「NASRAC-300」を開発
2004年畜産物や水産物を対象に38種類の動物用医薬品を一斉に分析できる「NASVED-38」をに開発
2006年弊社で開発した分析システムを拡充し、5月に施行される「ポジティブリスト制度」(食品衛生法第11条改訂)に対応した新検査システム「NASRAD-550」を3月から稼動
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