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2008.05.14 日清食品

お知らせ

世界ラーメン協会 中国四川省地震の被災者へインスタントラーメン20万食の支援を決定

世界ラーメン協会中国四川省地震の被災者へインスタントラーメン20万食の支援を決定

世界ラーメン協会(WINA: World Instant Noodles Association 会長:安藤宏基 事務局:日清食品株式会社)は、今般の中国四川省での地震で甚大な被害があった被災者に対する緊急食料としてインスタントラーメン20万食の支援を決めました。被災地の食糧難に迅速に対応すべく、当協会の中国の理事会社である康師傳控股有限公司と会員企業である今麦郎食品有限公司の2社の協力を得て、それぞれの工場から商品を直接配送致します。

世界ラーメン協会は1997年に、インスタントラーメンの品質改善および消費拡大を図り、業界発展と世界の食生活に貢献することを目的に設立され、現在は21カ国・地域の即席めんメーカー60社が加盟する世界規模の業界 団体です。当協会では先月(4月8日(火)、9日(水)の両日)開催した「第6回 世界ラーメンサミット 大阪」にて、故安藤百福(日清食品創業者会長)の寄附を元に「WINA災害食料救援基金」を設立しましたが、ミャンマーのサイクロン被災地への支援に続いての寄付となります。

なお、災害支援基金の設立の意図および、今までの災害支援活動の内容は以下の通りです。

災害支援基金の設立の意図

1958年に誕生したインスタントラーメンは、その誕生から50年が経ちました。
故安藤百福がインスタントラーメン開発時にかかげた「おいしく、保存ができ、簡便で、安価で、衛生的で安全」の5原則は、世界中の消費者から支持され、インスタントラーメンはいまや年間約1000億食近く消費される「世界食」へと発展してきました。
お湯があればどこでも食べられるという特長から、災害時における非常食としても重用されており、これまでWINAも世界の被災地に対して、インスタントラーメンによる食糧支援を行って参りました。例えば、2006年にフィリピン台風の被災者にユニバーサル・ロビナ社(フィリピン) が10万食のインスタントラーメンを送り、また過去のラーメンサミット開催の都度、開催国の機関にも寄付を行なって参りました。国際規模でこのような食糧支援活動の役割を担うのは、インスタントラーメンを生業としているWINA会員の社会的義務であるとの共通認識によるものです。
このたびWINAでは、被災者や支援活動をより迅速に機動的に実施し、自然災害、飢餓地域、難民支援への食糧支援活動を推進するため、WINAメンバー拠出による「WINA災害支援基金」を設立いたしました。基金設立にあたり、初代会長故安藤百福からの寄付3000万円をベースに、加えて理事、会員各社からの寄付により、基金の維持を図ります。WINAはこれからも、インスタントラーメンを通じて平和的な支援活動を行ってまいります。
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