お知らせ
世界ラーメン協会 中国四川省地震の被災者へインスタントラーメン20万食の支援を決定
世界ラーメン協会中国四川省地震の被災者へインスタントラーメン20万食の支援を決定
世界ラーメン協会は1997年に、インスタントラーメンの品質改善および消費拡大を図り、業界発展と世界の食生活に貢献することを目的に設立され、現在は21カ国・地域の即席めんメーカー60社が加盟する世界規模の業界 団体です。当協会では先月(4月8日(火)、9日(水)の両日)開催した「第6回 世界ラーメンサミット 大阪」にて、故安藤百福(日清食品創業者会長)の寄附を元に「WINA災害食料救援基金」を設立しましたが、ミャンマーのサイクロン被災地への支援に続いての寄付となります。
なお、災害支援基金の設立の意図および、今までの災害支援活動の内容は以下の通りです。
災害支援基金の設立の意図
故安藤百福がインスタントラーメン開発時にかかげた「おいしく、保存ができ、簡便で、安価で、衛生的で安全」の5原則は、世界中の消費者から支持され、インスタントラーメンはいまや年間約1000億食近く消費される「世界食」へと発展してきました。
お湯があればどこでも食べられるという特長から、災害時における非常食としても重用されており、これまでWINAも世界の被災地に対して、インスタントラーメンによる食糧支援を行って参りました。例えば、2006年にフィリピン台風の被災者にユニバーサル・ロビナ社(フィリピン) が10万食のインスタントラーメンを送り、また過去のラーメンサミット開催の都度、開催国の機関にも寄付を行なって参りました。国際規模でこのような食糧支援活動の役割を担うのは、インスタントラーメンを生業としているWINA会員の社会的義務であるとの共通認識によるものです。
このたびWINAでは、被災者や支援活動をより迅速に機動的に実施し、自然災害、飢餓地域、難民支援への食糧支援活動を推進するため、WINAメンバー拠出による「WINA災害支援基金」を設立いたしました。基金設立にあたり、初代会長故安藤百福からの寄付3000万円をベースに、加えて理事、会員各社からの寄付により、基金の維持を図ります。WINAはこれからも、インスタントラーメンを通じて平和的な支援活動を行ってまいります。