日清食品グループ

リセット
2010.01.13 日清食品ホールディングス

記念展開催のご案内

「安藤百福 生誕百年 記念展」開催のご案内

-インスタントラーメンの父 安藤百福 生誕百年-インスタントラーメン発明物語〜安藤百福 生誕百年 記念展〜開催のご案内

日清食品ホールディングス株式会社 (社長・CEO : 安藤宏基) は、日清食品の創業者で、インスタントラーメンの発明者である安藤百福 (あんどう ももふく) の生誕百年を機に、「インスタントラーメン発明物語 〜安藤百福 生誕百年 記念展〜」と題したイベントを、3月27日(土)から東京・江東区の「アーバンドック ららぽーと豊洲」において開催します。

安藤百福は、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」、世界初のカップめん「カップヌードル」を発明し、日本はもちろん、世界の食文化に革命を起こしました。今や世界中で年間約1,000億食が消費される「世界食」となったインスタントラーメンは、安藤百福による発明がすべての原点になっています。

このイベントでは、2007年に96歳でこの世を去った安藤百福の生涯を振り返りながら、数々の困難を乗り越え「世のため、人のために食を創る」ことに人生を捧げた「独創と不屈の精神」をお伝えしていきます。また、インスタントラーメンに込められた知恵や工夫を科学の視点から紐解く展示や、オリジナルのカップヌードルを作ることのできる体験工房などを通じて、「食」の喜びや楽しさを幅広い年齢層の方に感じ取っていただきたいと考えています。

イベントの開催概要
(1) 名  称 : インスタントラーメン発明物語 〜安藤百福 生誕百年記念展〜
(2) 日  時 : 3月27日(土) 〜 4月4日(日) 10:00〜18:00
(3) 会  場 : アーバンドック ららぽーと豊洲 (東京都江東区豊洲2-4-9)
(4) 実施内容 : [1] 安藤百福のキセキ 〜知恵、工夫、そして情熱〜
[2] インスタントラーメンを科学しよう!
[3] つくろう! わたしのカップヌードル
[4] 発明の瞬間を見てみよう!
[5] 笑顔で食べよう!チキンラーメン
[6] 宇宙食ラーメン特別試食会
(5) 入 場 料 : 無料

イベント実施内容の詳細

(1) 安藤百福のキセキ 〜知恵、工夫、そして情熱〜

今や世界中で年間約1,000億食が消費される「世界食」
となったインスタントラーメン。この20世紀を代表する
発明は、安藤百福という1人の男の独創と不屈の精神か
ら生まれました。数々の困難に直面しながらも、既成概
念にとらわれない発想力と行動力で、世界の食文化に革
命を起こした安藤の生涯を、自身の言葉や識者の論評、
当時の写真や新聞記事を交えて紹介します。
安藤百福のキセキ
(2) インスタントラーメンを科学しよう!

「なぜ、お湯をかけるだけで食べられるの?」
「どうして、長い間保存しておくことができるの?」
「宇宙食ラーメンと普通のラーメンは、どこが違うの?」
こうした様々な疑問に答えるべく、インスタントラーメ
ンに込められた知恵や工夫に科学の視点で迫ります。
インスタントラーメンを科学しよう!
(3) つくろう! わたしのカップヌードル (1食300円)

自由にカップをデザインして、スープを選び、お好きな具材をトッ
ピング。世界で一つだけのオリジナル「カップヌードル」をお持ち
帰りいただけます。安藤百福がカップヌードル開発時に生み出した
「逆転の発想」を、楽しみながら体感することができます。
※混雑が著しい場合、整理券を配布する場合がございます
つくろう! わたしのカップヌードル
(4) 発明の瞬間を見てみよう!

小麦粉をこね、のばし、油で揚げて乾燥させるまでを手作りで実演
します。インスタントラーメンの製造工程を目の当たりにすること
で、「チキンラーメン」に込められた安藤百福の知恵や工夫がご理
解いただけます。
発明の瞬間を見てみよう!
(5) 笑顔で食べよう! チキンラーメン

給湯機能つきのキッチンカー「チキン
ラーメン号」による「チキンラーメン」の無料試食会を実施します。
笑顔で食べよう!チキンラーメン
(6)宇宙食ラーメン特別試食会 (数量限定)

宇宙食ラーメン「スペース・ラム」の秘密を、実際に調理しながら詳しく解説。
普段は食べることができない宇宙食ラーメンが特別にご試食いただけます。
※「発明の瞬間を見てみよう!」をご覧いただいた方を対象に抽選を行います。
抽選は、イベント開催時間内に数回実施し、当選された方にご試食いただく予定です。
当選者数は、月-金曜が40名、土曜・日曜が50名を予定しております。

会場イメージ図

会場イメージ図
※写真はイメージです。今後変更になる場合もございます。

会場アクセスマップ

会場アクセスマップ
住 所 : 東京都江東区豊洲2丁目4番9号
交 通 : 東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」駅より徒歩3分
駐車場 : 約2,200台
駐輪場 : 約1,700台

インスタントラーメンの父・安藤百福

1910年3月5日生まれ。日清食品創業者。
立命館大学専門学部経済科修了。同大学名誉博士。

1958年に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を、1971年
には世界初のカップめん「カップヌードル」を発明。『魔法のラーメン』
『究極の加工食品』と評され、お湯さえあれば、いつでもどこでも食べられる
インスタントラーメンは、日本はもとより、世界の食文化に革命を起こしました。

一方で、インスタントラーメンの製法特許を独占することなく、広く使用
を許諾したほか、1964年には「日本ラーメン工業協会 (現・社団法人日
本即席食品工業協会)」を設立するなど、業界の発展と取りまとめにも貢
献。『企業は野中の一本杉であるより、森として発展するほうがいい』と
口にしていた通り、自らの利益のみを顧みることのない姿勢が、日本で生
まれたインスタントラーメンを、世界的な産業にまで拡大させました。

また、晩年になっても商品開発への意欲は衰えず、『宇宙食を開発したい』
という夢の実現にむけて、開発の陣頭指揮をとったのは91歳のこと。完
成した宇宙食ラーメン「スペース・ラム」は、安藤の食に掛ける思いとと
もに、地球という枠を超えて宇宙にまで飛び出していきました。

2007年1月、96歳10ヵ月で生涯を閉じた安藤百福。その死は速報となっ
て世界中を駆け抜け、ニューヨークタイムズには「Mr.Noodleに感謝」と
いう社説が掲載されました。

"インスタントラーメンはお湯さえあれば神の恩恵を受けられる。
安藤は人類の進歩の殿堂に永遠の居場所を占めた。
人に魚を釣る方法を教えればその人は一生食べていけるが、
人にインスタントラーメンを与えれば、もう何も教える必要はない。"

安藤百福は『食の仕事は、世の中に幸福を生む「聖職」である。』という
言葉をはじめ、「食が足りてこそ世の中が平和になる」という意味を表した
『食足世平 (しょくそくせへい)』、「美しく健康な身体は賢い食生活から」という意味を表
した『美健賢食 (びけんけんしょく)』、「世の中のために食を創造する」という意味を表した
『食創為世 (しょくそういせい)』という言葉を残すなど、その人生すべてを“食”に捧げた
人物でした。

安藤 百福
安藤 百福
(あんどう ももふく)
「チキンラーメン」開発当時
「チキンラーメン」開発当時
(1958年頃)
「カップヌードル」発売当時
「カップヌードル」発売当時
(1971年)
95歳で宇宙食ラーメンを開発
95歳で宇宙食ラーメンを開発
(2005年)

安藤百福・略歴

1910年3月5日生まれ。立命館大学専門学部経済科修了。立命館大学名誉博士。

1958年 世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発明、日清食品を創業。
1971年 世界初のカップめん「カップヌードル」を発明。
日清食品の経営にあたりながら、社団法人日本即席食品工業協会会長、財団法人安藤スポーツ・
食文化振興財団理事長、世界ラーメン協会会長などを兼務。
1996年 新しい食品開発やベンチャーを奨励・表彰する「食創会」設立。
1999年 大阪府池田市に「インスタントラーメン発明記念館」を作り、子ども達に発明の大切さ
を教え、食育を進める。

1982年 勲二等瑞宝章、1992年 科学技術庁長官賞 (功労者賞)、1999年 大阪府池田市名誉市民
賞、2002年 勲二等旭日重光章。
海外からはロサンゼルス名誉市民称号、ブラジル政府グラン・クルス勲章、タイ王国ディレクナ
ポン勲章を授与される。

2007年1月5日 逝去。
2007年 正四位受位。叙位叙勲は「正四位勲二等旭日重光章」となる。

主な著書に「日本の味探訪・食足世平」「麺ロードを行く」(以上、講談社)、「苦境からの脱出」
(フーディアム・コミュニケーション)、「魔法のラーメン発明物語-私の履歴書」(日本経済新聞
社)、「インスタントラーメン発明王 安藤百福かく語りき」「100歳を元気に生きる-安藤百福の
賢食紀行」(以上、中央公論新社)などがある。
ページトップヘ