日清食品グループ

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2010.03.05 日清食品ホールディングス

お知らせ

「百福士 (ひゃくふくし)」プロジェクト第4弾 「お湯と生きる」プロジェクト実施のご案内

-未来の「地球」のために。-「百福士 (ひゃくふくし)」プロジェクト第4弾「お湯と生きる」プロジェクト実施のご案内

日清食品ホールディングス株式会社 (社長・CEO:安藤 宏基) は、CSR活動の一環である「百福士」プロジェクトの第4弾として「お湯と生きるプロジェクト〜インスタントラーメンのお湯でもSTOP温暖化」を3月5日から実施します。

実施の意図

インスタントラーメンを調理するためにお湯を沸かす際、日本で1年間に排出されるCO2 (二酸化炭素) の総量は、約37万トン *1 に上ります (2008年に食べられたインスタントラーメン52.5億食 *2 から算出)。 
CO2は地球温暖化の原因のひとつであり、結果として気温の上昇や生態系の変化など、地球環境へ大きな影響を及ぼしています。日本でもCO2排出量を抑制するさまざまな取り組みを進めていますが、特に家庭部門では増加傾向が続いており、その削減は急務です。一方弊社では「調理に必要なお湯の目安を教えてほしい」といったご質問を多くいただくようになるなど、お客様の調理に関する環境意識は確実に変わりつつあると感じています。
そこで日清食品グループは、インスタントラーメンを食べる際に必要不可欠な「お湯」と生きている企業の責任として「お湯」を沸かす際のCO2排出量の削減方法を提唱する「お湯と生きるプロジェクト〜インスタントラーメンのお湯でもSTOP温暖化」を始めます。
このプロジェクトは、私たちがお湯を沸かす際のちょっとしたアクションで、約37万トンのCO2排出量を約60%、22万トンも削減できることを、ウェブサイトなどを通じて呼びかけるものです。また、その削減効果をわかりやすく図解するとともに、このまま地球温暖化が進んだ場合の影響や、日清食品グループの環境への取り組みも紹介します。
環境問題への意識を高め、普段の小さなアクションの積み重ねから、CO2排出量抑制を通じて地球温暖化防止に貢献する。未来の「地球」のために、お客様とともに行動していくCSRプロジェクトです。

*1 日本のCO2の総排出量は約12億3600万トン (出典:IEA 「KEY WORLD ENERGY STATISTICS」 2009)
*2 世界ラーメン協会 (WINA) 調べ

実施概要

ウェブサイトを中心に、リーフレットやイベントなどさまざまな形での展開を図ります。ウェブサイトの主な内容は下記の通りです (ウェブサイト全体監修:工学院大学環境エネルギー化学科 稲葉敦教授)。

「ウェブサイトの内容」ウェブサイトアドレス http://oyu.jp
 
(1) お家でカンタンSTOP温暖化アクション
簡単な4つのアクションで湯沸かし時のCO2排出量を約60%も削減できる調理方法を提案します。日本のインスタントラーメン年間消費量52.5億食分で計算すると、削減される体積は45リットルのゴミ袋25億袋分に相当します。
(2) 地球温暖化とは
インスタントラーメンの調理とCO2の関係をきっかけとして、地球温暖化に関心を寄せていただくためのコンテンツです。地球温暖化のメカニズムと温暖化が与える影響、家庭内での取り組みの重要性などを分かりやすく解説します。 (監修:国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室 江守正多 室長)
(3) 日清食品グループの環境活動
日清食品グループが取り組んでいる製品開発・生産・物流・オフィスでの地球温暖化防止のための活動や、今後当プロジェクトで実施する活動などを随時紹介していきます。
(4) 湯沸し時のCO2排出量
ガス、IH、電気ケトル、電気ポットなど、さまざまな条件下におけるカップめんや袋めん調理時のCO2排出量を実測。その詳細データを掲載します。 (監修:共立女子短期大学生活学科 津田淑江 教授)
 
「その他の展開」
ウェブサイトの内容をまとめたリーフレットを作成し、イベントや当社施設で配布するほか、さまざまなイベントで削減方法を呼びかけます。

「百福士」プロジェクトとは

2008年の創業50周年を機に、今後50年間に合計100の社会貢献活動を実施し、企業の社会的責任を果たすプロジェクトです。江戸時代、外交使節団の代表を「正使」といい、正使の下で働く人を「副使」と呼んだ故事にならい、社会貢献活動に情熱を注いだ創業者・安藤百福(あんどうももふく)の志を継ぐ社員を「百福士(ひゃくふくし)」と名づけました。日清食品グループでは今後、「創造」「食」「地球」「健康」「子供たち」の5つの活動ドメインで社会貢献を推進します。食が足りてこそ人の心と世の中に平和が訪れるという「食足世平 (しょくそくせへい)」、美しく健康的な人間であるためには賢い食生活が必要だという「美健賢食 (びけんけんしょく)」、そして新しい文化を創造する独自の製品作りで社会の発展に貢献する「食創為世 (しょくそういせい)」という創業者・安藤百福が掲げた3つの創業者精神。そして、「食とスポーツは健康を支える両輪である」という安藤スポーツ・食文化振興財団設立の理念。日清食品グループはこの創業者が抱いた想いに基づき、より豊かな地球社会全体の未来づくりへと貢献します。

これまでに実施した百福士プロジェクト

第1弾:アフリカ事業化自立支援 "Oishii" プロジェクト
貧しく食糧難に苦しむアフリカ・ケニアの人々に、インスタントラーメンの作り方を教え、経済的自立を支援。
※「Oishiiプロジェクト」スペシャルサイトはこちらからご覧下さい

第2弾:自然体験活動指導者養成支援 "あやしいオヤジを、正しいオヤジに変える!" プロジェクト
自然体験活動の指導者資格を取得し、ボランティアとして活動することで、子供たちに自然との共生を教える。

第3弾:防災備蓄食支援 "もしもの時のチキンラーメン・カン" プロジェクト
防災・備蓄用長期保存間を新たに開発し、大阪の3自治体に合計10万食を寄贈。

※日清食品グループの百福士プロジェクト詳細はこちらからご覧下さい
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