日清食品グループ

リセット
2011.01.19 日清食品ホールディングス

カップヌードルミュージアムについて

カップヌードルミュージアム (正式名称:安藤百福発明記念館) 2011年9月17日(土) グランドオープン

〜横浜みなとみらいに体験型食育施設が誕生〜カップヌードルミュージアム (正式名称:安藤百福発明記念館)2011年9月17日(土) グランドオープン

日清食品ホールディングス株式会社 (社長・CEO : 安藤宏基) は、財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団と協力し、横浜みなとみらいに「カップヌードル ミュージアム」(正式名称:安藤百福発明記念館) の建設を進めてまいりましたが、このたび、2011年9月17日(土)にグランドオープンすることを決定いたしました。

※詳細については「カップヌードルミュージアム」のウェブサイトをご覧ください。
【URL】http://www.cupnoodles-museum.jp/

記念館外観

記念館内観

「カップヌードル ミュージアム」は、インスタントラーメンにまつわるさまざまな展示や体験工房など通じて、発明・発見の大切さやベンチャーマインドについて楽しみながら学べる体験型食育施設です。
当ミュージアムは、日清食品の創業者で、インスタントラーメンの発明者である安藤百福 (あんどう ももふく) が抱いていた『子供たちに発明・発見の大切さを伝えたい』との思いを具現化する場として展開するもので、当社としては大阪府池田市の「インスタントラーメン発明記念館」(1999年11月オープン) に続く施設となります。
当ミュージアムのクリエイティブディレクションは、アートディレクターの佐藤可士和氏が担当。建物やロゴマークのデザインから、各展示のコンセプトワークに至るまで、同氏が総合的なプロデュースを手がけます。
日本で生まれ、世界の食文化を変えたインスタントラーメンが、いかにして発明され、どのように発展を遂げていったのか。当社は当ミュージアムを通じ、安藤百福の "クリエイティブシンキング" を国際都市・横浜から世界へ向けて発信していきます。

「カップヌードル ミュージアム」施設概要

[名 称] : 「安藤百福発明記念館」
(愛称:カップヌードル ミュージアム)
[所在地] : 横浜市中区新港2-3-4
[最寄駅] : みなとみらい線 「みなとみらい駅」:徒歩8分
JR「桜木町駅」:徒歩12分
[施設規模] : 敷地面積:約4,000㎡ / 延床面積:約10,000㎡
地上5階、地下1階 (機械室のみ)
[開業日] : 2011年9月17日(土)
[開館時間] : 10:00 〜 18:00 (入館は17時まで)
[休館日] : 火曜日 (祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始
[入館料] : 大人 (大学生以上):500円 [消費税込]
高校生以下は入館無料
※館内の一部施設は別途利用料が必要となります
※入館料や施設利用料は変更する場合があります
[施設内容] : 「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」「安藤百福シアター」
「発明小屋」「クリエイティブシンキング ボックス」「安藤百福ヒストリー」
「チキンラーメン手作り体験工房」「マイカップヌードル ファクトリー」
「カップヌードル パーク」「ワールド 麺ロード」「ミュージアムショップ」

「カップヌードル ミュージアム」コンセプト / 佐藤可士和

豊かな歴史へのリスペクトと未来への先進性が調和するこの横浜の地に、新たにカップヌードルミュージアムを設立するにあたり、「創造的思考=クリエイティブシンキング」をコンセプトに据えました。
人類と食の関係に、大きな進化をもたらした安藤百福氏の卓越した「発明力」や「ベンチャーマインド」とは、まさにこれからの時代に求められる創造的思考。
日本はもちろんアジア各国からも大勢のお子さんが来場されるこのミュージアムでの体験を通して、ぜひ百福氏の生涯を貫くクリエイティブシンキング マインドに触れ、その芽を刺激するきっかけとなればという思いで施設全体の設計を考えています。

佐藤可士和氏
佐藤 可士和 (さとう かしわ)
アートディレクター / クリエイティブディレクター
1965年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。株式会社博報堂を経て2000年独立。同年クリエイティブスタジオ「サムライ」設立。進化する視点と幅広いジャンルでの強力なビジュアル開発力によるトータルなクリエイティブワークは、多方面より高い評価を得ている。東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞、亀倉雄策賞ほか受賞多数。著書に『佐藤可士和の超整理術』ほか。明治学院大学、多摩美術大学客員教授。

施設の詳細

インスタントラーメン ヒストリーキューブ NEW
インスタントラーメン ヒストリーキューブ
インスタントラーメン ヒストリーキューブ

発明小屋
発明小屋

クリエイティブシンキング ボックス
クリエイティブシンキング ボックス

チキンラーメン手作り体験工房
チキンラーメン手作り体験工房

マイカップヌードル ファクトリー
マイカップヌードル ファクトリー

カップヌードル パーク
カップヌードル パーク

ワールド 麺ロード
ワールド 麺ロード

「チキンラーメン」から始まるインスタントラーメンのライン
ナップを展示。約半世紀前にたった1つの商品から始まった
インスタントラーメンが世界的な食文化に発展していく様子
を、圧倒的な種類と数量のパッケージによって表現します。


安藤百福シアター NEW

インスタントラーメンの歴史をさかのぼり、安藤百福の足跡
をアニメーションで紹介。波乱の人生を乗り越えて世界的な
発明を成し遂げた安藤百福の人物像を紹介し、安藤百福の思
考=“クリエイティブシンキング”の原点に迫ります。

発明小屋

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生し
た研究小屋を忠実に再現。たとえ特別な設備がなくても、知
恵があれば、ありふれた道具だけで世界的な発明が生み出せ
るというメッセージが、この小屋に込められています。

クリエイティブシンキング ボックス NEW

安藤百福の言葉や思考、行動の本質を6つのキーワードに集
約し、現代アートの手法で表現。世界に通じる新しい食文化
や産業を生み出す原動力となった安藤百福のベンチャーマイ
ンド=“クリエイティブシンキング”を斬新なスタイルで展開
し、見る者の五感に訴えかけます。

安藤百福ヒストリー NEW

インスタントラーメンとともに歩んだ安藤百福の足跡を大パ
ノラマで展示。安藤百福の“クリエイティブシンキング”のきっ
かけとなったエピソードを随所に散りばめ、世界の食文化に
革命を起こした安藤百福の生涯をひもときます。

チキンラーメン手作り体験工房

「チキンラーメン」を手作りできる工房。小麦粉をこね、のば
し、蒸したあとに味付けをし、「瞬間油熱乾燥法」で乾燥する
までの工程を、楽しみながら体験することができます。(要
予約、小学生以上)
【利用料金】小学生 300円 / 中学生以上 500円 (消費税込)

マイカップヌードル ファクトリー

「カップヌードル」の製造工程がわかる工房。自分でデザイン
したカップに好みのスープと具材をトッピングして、世界で
ひとつだけの「カップヌードル」を作ることができます。味の
組み合わせは、合計5,460通り。(予約不要)
【利用料金】1食 300円 (消費税込)

カップヌードル パーク NEW

「カップヌードル」の製造工程を体感できる遊具施設。巨大な
工場の中で、自分自身がカップヌードルの“めん”となり、
製めんから出荷されるまでの一連の製造工程を全身で体験す
ることができます。(予約不要、身長制限あり、小学生以下)
【利用料金】1回[30分間] 300円 (消費税込)

ワールド 麺ロード NEW

安藤百福が"めん" のルーツを探る旅「麺ロード」で出会っ
た世界中のさまざまな "めん" を味わえる飲食施設。アジアの
ナイトマーケットをイメージした空間で、世界各国の珍し
い "めん" を味わうことができます。
【利用料金】1食[ミニサイズ] 300円 (消費税込)

ミュージアムショップ NEW

「カップヌードル ミュージアム」のオリジナルグッズやイン
スタントラーメンにまつわるグッズを販売するショップ。こ
こでしか買えない限定商品を、多数ご用意しています。

インスタントラーメンの父・安藤百福

1910年3月5日生まれ。日清食品創業者。
立命館大学専門学部経済科修了。同大学名誉博士。

1958年に世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を、1971年
には世界初のカップめん「カップヌードル」を発明。『魔法のラーメン』
『究極の加工食品』と評され、お湯さえあれば、いつでもどこでも食べられる
インスタントラーメンは、日本はもとより、世界の食文化に革命を起こしました。

一方で、インスタントラーメンの製法特許を独占することなく、広く使用
を許諾したほか、1964年には「日本ラーメン工業協会 (現・社団法人日
本即席食品工業協会)」を設立するなど、業界の発展と取りまとめにも貢
献。『企業は野中の一本杉であるより、森として発展するほうがいい』と
口にしていた通り、自らの利益のみを顧みることのない姿勢が、日本で生
まれたインスタントラーメンを、世界的な産業にまで拡大させました。

また、晩年になっても商品開発への意欲は衰えず、『宇宙食を開発したい』
という夢の実現にむけて、開発の陣頭指揮をとったのは91歳のこと。完
成した宇宙食ラーメン「スペース・ラム」は、安藤の食に掛ける思いとと
もに、地球という枠を超えて宇宙にまで飛び出していきました。

2007年1月、96歳10ヵ月で生涯を閉じた安藤百福。その死は速報となっ
て世界中を駆け抜け、ニューヨークタイムズには「Mr.Noodleに感謝」と
いう社説が掲載されました。

"インスタントラーメンはお湯さえあれば神の恩恵を受けられる。
安藤は人類の進歩の殿堂に永遠の居場所を占めた。
人に魚を釣る方法を教えればその人は一生食べていけるが、
人にインスタントラーメンを与えれば、もう何も教える必要はない。"

安藤百福は「食が足りてこそ世の中が平和になる」を意味する
『食足世平』(しょくそくせへい) という言葉をはじめ、
「世の中のために食を創造する」を意味する
『食創為世』(しょくそういせい)、
「美しく健康な身体は賢い食生活から」を意味する
『美健賢食』(びけんけんしょく)、
「食の仕事は、世の中に幸福を生む聖職である。」を意味する
『食為聖職』(しょくいせいしょく)という言葉を残すなど、
その人生すべてを“食”に捧げた人物でした。

安藤 百福
安藤 百福
(あんどう ももふく)


「チキンラーメン」開発当時
「チキンラーメン」開発当時
(1958年頃)


「カップヌードル」発売当時
「カップヌードル」発売当時
(1971年)


95歳で宇宙食ラーメンを開発
95歳で宇宙食ラーメンを開発
(2005年)
ページトップヘ