お知らせ
ベトナム日清 ビンズン工場竣工
世界最先端の麺技術で成長市場を開拓ベトナム日清 ビンズン工場竣工
1.ベトナム市場の可能性
ベトナム社会主義共和国は、即席麺の消費量が49億食 (2011年度、世界ラーメン協会調べ) と、中国、インドネシア、日本に次ぐ世界第4位の市場です。また経済成長に伴う個人所得の伸びにより、消費者の購買力も大きくなっており、東南アジア有数の人口 (約8,600万人) を有し、約60%が30歳以下で、平均年齢が27.8歳という若さに将来の大きな消費拡大が期待される市場です。
2.事業展開
ベトナムでは、健康や食の安全性に対する意識が高く、食を「陰と陽」の性質に分け、このバランスには大きな注意が払われています。現在ベトナムの即席麺は、油で揚げたフライ麺が主流で、油が「陽」の性質を持つため、体を過度に熱することが懸念されています。また、ベトナムでは、小麦麺については、麺質 (歯ごたえや弾力性) に強いこだわりが持たれています。弊社では、これらの現地の嗜好に応えるべく、新技術を搭載したノンフライ麺を採用。世界最先端の麺技術で、これまでベトナムにはなかった生麺のような麺質を、現地で主流のお湯かけ調理タイプの即席麺で実現しました。事前の調査においても、「今までにない弾力のある食感を持った即席麺」との、麺質への高い評価を数多くの消費者からいただいています。
また、販売は、即席麺市場の6割を占める南部からスタートし、順次全土に展開していきます。
ベトナム日清は、ジャパンテクノロジーで革新的な製品を創出し、市場を開拓していきます。
3.新工場の概要
新工場はホーチミン市から北部のビンズン省の工業団地にあり、最新鋭の生産技術と品質管理技術により、高品質で安全性の高い製品を提供します。
1. | 所在地 | : | VSIP2(Vietnam Singapore Industrial Park 2),Tan Uyen District,Binh,Duong Province,Vietnam |
2. | 稼働予定 | : | 2012年7月中旬 |
3. | 設備投資額 | : | 約6,275億ドン (約24億円) ※1ドン=0.00382円 (2012年7月4日時点) |
4. | 生産品目 | : | 袋麺 |
5. | 敷地面積 | : | 60,000㎡ |
6. | 工場延床面積 | : | 31,809.5㎡ |
7. | 供給地域 | : | ベトナム全土 |
4.ベトナム日清の概要
1. | 商号 | : | Nissin Foods Vietnam Co.,Ltd. |
2. | 所在地 | : | VSIP(Vietnam-Singapore Industrial Park) Ⅱ-A,Tan Uyen District,Binh Duong Province,Vietnam |
3. | 代表者 | : | 廣田喬司 (ひろた たかし) |
4. | 事業内容 | : | 即席麺の製造、販売 |
5. | 資本金 | : | 41,500千US$ (約34億円) |
6. | 設立年月 | : | 2011年3月 |
7. | 出資比率 | : | 当社 100% |
8. | 従業員 | : | 約100名 |
5.商品の概要
今回ベトナム市場に投入する製品は、いずれも新技術を搭載したノンフライ麺で、湯かけタイプの袋麺です。スープはベトナムの有名料理研究家の監修を得るなど、現地の食文化にマッチしたテイストに仕上げています。また、商品ブランドには社名の「NISSIN」を冠し、日本メーカーの信頼感を伝えるJAPANの文字をあしらっています。
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