お知らせ
「培養肉」の受容性の確認と受容性向上の施策検討を目的とした日本初の「培養肉に関する大規模意識調査」を実施
日清食品ホールディングス株式会社 (社長・CEO:安藤 宏基) と国立大学法人 弘前大学 人文社会科学部の日比野 愛子准教授の研究グループ*1は、国立研究開発法人 科学技術振興機構 (JST) の「未来社会創造事業」の支援を受け、日本初*2の「培養肉に関する大規模意識調査」(対象:20歳から59歳までの一般男女2,000名) を行いました。本調査内容は、2019年11月10日(日)に行われる「第60回日本社会心理学会」(立正大学品川キャンパス) で発表します。
調査実施の背景、目的
近年、世界中で行われている「培養肉」の研究のほとんどが「ミンチ肉」を作製する研究ですが、弊社と国立大学法人 東京大学 生産技術研究所の竹内 昌治教授の研究グループでは、肉本来の食感を持つステーキ肉を「培養肉」で実現する目標に向け、筋組織の立体構造を人工的に作製する研究に取り組んでいます。
しかし、「培養肉」は今までにない手法で作製された革新的な食品であることから、社会に受け入れられるかどうかは全くの未知数です。そこで、一般の方々にどの程度の受容性があるのか、どのような情報発信をしていけば「培養肉」の受容性が向上するのかを明らかにするため、「培養肉に関する大規模意識調査」を日本で初めて実施しました。
調査結果
日清食品ホールディングスは、持続可能な社会の実現に向けて、今後も「培養肉」の研究を推進するとともに、「培養肉」の理解促進と社会需要形成に向け、適切な情報発信を行っていきます。
調査設計
調査対象者:全国20歳~59歳の一般男女
有効回答人数:2,000名
割付方法:性別 (男性、女性) と年代 (20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳) を均等割付 各250名
調査期間:2019年5月30日~6月2日
*2 2019年11月 日清食品ホールディングス調べ。