日清食品グループ

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2021.05.06 日清食品

お知らせ

日清食品の「完全栄養食」が最新データ解析とAI技術でさらに進化
Preferred Networksと「食と健康状態の解析モデル」の確立に向けた共同研究を本格始動

日清食品株式会社 (社長:安藤 徳隆) と株式会社Preferred Networks (代表取締役 最高経営責任者:西川 徹、https://www.preferred.jp/、以下PFN) は、弊社が研究を進めている最新の分子栄養学に基づいた「完全栄養食」の進化に向け、「栄養素」と「健康状態」の関係を解析する技術のPoC (実証実験) に取り組んできましたが、今回、「食と健康状態の解析モデル」の確立を目指し、本格的な共同研究を開始することで合意しました。
「食」が体に与える影響を科学的かつより精緻に分析、数値化し、
「完全栄養食」のレシピ開発とパーソナライズ化への応用を目指す
弊社は、『見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食』をコンセプトとして、さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、独自かつ最先端の食品加工技術を駆使した未来の「完全栄養食」の研究を進めてきました。日清食品グループ社員83名を対象として2019年に実施した臨床試験では、体重、体脂肪率、BMI、血圧、中性脂肪といった数値に改善が見られたことから、2020年10月の「第27回 日本未病学会学術総会」で臨床試験結果を発表しました。
一方、PFNは、深層学習技術とロボティクスなどの最先端技術の実用化に向け、研究開発に取り組んでいます。同社の強みである機械学習、深層学習などのAI技術は、従来では処理しきれなかった複雑な事象や環境変化に、柔軟かつ高度に対応できることから、近年では特にライフサイエンスやバイオ・ヘルスケアの分野において、数々のイノベーションを起こしています。
今回、弊社とPFNは、「食」が体に与える影響を科学的かつより精緻に分析、数値化し、「栄養素」と「健康状態」の関係を解析する技術を開発するため、本格的な共同研究を開始することで合意しました。将来的には、その技術を弊社が研究を進めている「完全栄養食」のレシピ開発とパーソナライズ化に応用していく予定です。
弊社は、「食事によって健康増進し、健康寿命を延伸する」というかつてない挑戦に取り組み、世界共通の社会課題である「未病対策」に「食」の分野から一つの解決策を提案していきます。

「日清食品の完全栄養食プロジェクト」特設サイト

[URL] https://www.nissinfuturefood.com/
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