日清焼そばU.F.O.「そろ谷U.F.O.爆盛バーレル 篇」
日清焼そばU.F.O.「そろ谷U.F.O.爆盛バーレル 篇」
企画意図
小さな贈り物、大きな贈り物。その2択を前にした時、小さな贈り物を選んだ方がいいような気がする・・・
幼少期、繰り返し刷り込まれる昔話「舌切りすずめ」の影響だろうか。
でも、本当に小さな方がいいのだろうか ?
人生には、欲張ることが正義な時もあるのではないだろうか ?
日清焼そばU.F.O.には爆盛バーレル (大きい方) がある。
爆盛バーレルは麺2玉が入ってぶっ濃くて旨い。そして、想定の2倍売れている。
小さなもの、大きなもの。その選択を慣例に委ねるのはもうやめよう。
自らの腹に耳を澄まし、自らの腹にのみ従う。その時が来たのだ。
ストーリー
今回は、このCMに登場する2人のストーリーを紹介したい。
<ある乗客の話>
いつもと変わらない車内、のはずだった。
異変を感じたのは、車内販売がはじまった頃。
「U.F.O.はいかがですか ?」という言葉に耳を疑った。
お湯はどうする ? 湯切りはどうする ? ニオイはどうする ? 色々なことが頭を駆け巡った。
少しパニックになった私は気づくと「カップヌードルありますか ?」と尋ねていた。
そこからの記憶は定かではない。浴びせられる罵声。否定される人間性。
社会の理不尽さを身をもって体験した瞬間だった。
<販売員の話>
その日は、飛ぶようにU.F.O.が売れていた。お客さまの美味しそうな顔が、私のしあわせ。
しかし、とあるお客さまが「カップヌードルはないのか」と声を荒げ、
和やかな雰囲気を一変させた。ありえないマナー違反。
けれど、そう簡単に理不尽に屈する私ではない。
勇気を振り絞って、U.F.O.しかないことを伝えた。
他のお客様も、私を助けてくれた。大丈夫。私は1人じゃない。
正しいことは、正しいと言っていいんだ。私は確信した、きっとこの国の未来は明るい。
撮影こぼれ話
右下に、数秒間表示される見慣れた文言。このCMでは、
「お弁当にサンドウィッチお菓子ダイヤモンド、腕時計、U.F.O.はいかがですか〜」の
“ダイヤモンド” “腕時計”の部分に対する注意書きです。
それらは実際には車内販売されておらず、
視聴者に誤解を招く恐れがあるため、この注釈が必要と判断されました。
私たちは今、そういう時代を生きています。