「製造した商品が誰かを元気にしている」
その誇りが挑戦し続ける原動力に
「製造した商品が
誰かを元気にしている」
その誇りが挑戦し続ける
原動力に
日清食品株式会社 静岡工場 製造課 2019年入社
生田 貴嗣
社員の所属は取材当時のものです。

- THEME 01 -

入社の決め手と、
現在の仕事

海外で働くチャンスがある!
夢のために一歩一歩成長中

大学時代に食に関することを学んでいたので、知見を生かせる食品メーカーで働きたいと考えていました。なかでも日清食品を選んだのは、若いうちから海外勤務に挑戦できる環境に魅力を感じたからです。就職活動中に先輩社員に話を聞き、日清食品の製造部門では20代後半から海外工場で働くチャンスがあることを知り、興味を持ちました。学生のころから海外に興味があり、人生経験として一度は異文化圏で働いてみたいと思っていたのです。もちろん、「どん兵衛」シリーズや「カレーメシ」を10代のころから食べていたため、親近感を覚えていたことも大きな理由です。
海外の工場で働くためには、現場のマネジメントができるようにならなければなりません。今はそのために一段ずつステップを登っているところです。入社してから4年はドライ製品の製造オペレーター、1年半は冷凍製品の製造オペレーターを務め、日清食品の製品のつくり方を学び、その後現在の職務である冷凍製品製造ラインのアシスタントリーダーになりました。入社してすぐは工具の名称や使い方、機械の部品の交換方法、メンテナンス方法を覚えるだけでも苦労しましたが、現在は全体を見渡して改善方法を考え、さらにトラブルが発生した際の対処にあたることができるようになりました。海外工場での勤務をするとなると自身が中心となってトラブルの対処を行ったり、新たな製造ラインの立ち上げに携わることになるため、あらゆる事態に対応できるようさらに力をつけていきたいです。

- THEME 02 -

日々の挑戦

結果が目に見える製造は、
挑戦しがいのある仕事

製造の仕事は毎日代わり映えのないルーチンワークだと思われることがあるのですが、日清食品の工場は非常に変化が多く、面白みのある職場です。そもそも毎日同じように機械を動かすためには、日々の細やかなメンテナンスや微調整が欠かせません。原料に含まれる水分量やその日の天候等によって麺の出来は変わってきますから、同じ品質の製品を製造するためには、同じことを漫然としていてはいけないのです。日報のチェックや生産中の機械の調整、生産終了後のメンテナンスなどを通して課題の種を見つけ出し、修繕や改善をしています。それでも工場ではたくさんの機械を動かして製造をしているので、トラブルが起きることもあります。ラインを動かせなければその分だけ商品の供給量は減ってしまうので、責任をもって解決を試みます。
また、同じシリーズの商品であっても具材の種類が一つ変われば、生産ラインは大きな変更を要されることがあります。日清食品は新商品が多いので、対応するために大規模なライン変更を行うことも少なくありません。その度に最適な製造方法を考えなくてはならないので、現場には常に創意工夫が求められます。
製造は決して楽な仕事ではありませんが、改善したことがすぐ目に見えるという点では非常に魅力的だと感じています。ロスやコストカットを試みるとそれが数字となって反映されることがあり、結果がわかりやすいので挑戦しがいがあります。

- THEME 03 -

成功体験

大規模な改善をやり遂げた経験が
ターニングポイントに

これまでの一番の成功体験は、新たな設備の導入に取り組んだことです。それまで使用していた設備では、カップの底への賞味期限の印字がブレて廃棄品が出てしまう、また印字機の洗浄に時間がかかってしまうという課題が生じていました。そこで問題の根本的な改善を目指し、より安全に効率的な生産をするために印字機を新調することになり、私がそのプロジェクトを中心となって進めることになりました。
日清食品には若手にも大きなプロジェクトに携わる機会が数多くあり、どんどん新しいことに挑戦させてもらえる風土があります。設備導入のコストを計算し、スムーズな設置ができるように役職者に声をかけて関係者への調整を依頼したほか、ベルトコンベアの微調整を繰り返して廃棄ロスを減らしました。また、自動洗浄機能のついた機材を導入することで労務時間の削減にも成功。これまでオペレーターとして現場で培ってきた知識と経験を生かすことができました。
上長のサポートを得ながらではありますが、大掛かりな変更を成し遂げたことは自信につながりました。日清食品では若手のときから予算規模の大きなプロジェクトに携わり、ダイナミックな仕事の経験を積むことができると感じています。このときの経験は私のなかで大きなターニングポイントとなりました。

- THEME 04 -

これからの目標

海外勤務を見据え、
磨くべきはマネジメント能力

海外工場の立ち上げに携われるよう、マネジメント力を磨いていきたいと考えています。自分が知識を身につけるだけでなく、現場の従業員にも情報を正しく伝え、間違いなく実行してもらうためのコミュニケーション方法を身につけていきたいですね。
現在の職務であるアシスタントリーダーの立場は、この道数十年のベテランに指示を出さなければならないことがあります。緊張はするのですが安全で効率的な生産ができることを最優先に、伝え方を工夫しながらコミュニケーションを図っています。製造の現場には幅広い年齢、様々な考えを持った方がいらっしゃるので、その方々の背景を鑑みて日頃からさまざまな会話ができるよう心がけています。
この仕事のやりがいは、多くの人にとって身近な食品を届けることができること。ときどき友人が、「あの新商品を食べたよ」といった連絡をくれることがあります。自分がつくったものが世の中に流通して、誰かを元気にしていることは誇りを感じますね。社会へのインパクトの大きな事業に携わっているという実感を持てるのは嬉しいです。
製造の現場は、泥臭く地道に取り組まなければならないことばかりですが、従業員は皆、プライドを持ってこの仕事に臨んでいます。面白い商品が企画されても、私たち製造の部門がラインを動かさなければ、商品はお客様のもとへは届きません。より安全に、より効率的な製造ができるよう、これからも日々挑戦を積み重ねていきます。

CAREER

オンリーワンの
キャリアを駆け抜ける

  1. 2019年
    4月〜
    (入社1年目)
    静岡工場製造課に配属
    オペレーターとして包装や麺の製造を担う。実務を通じ、機械や工具の使い方を学び、メンテナンス方法等を身につける。2年目の終わりには、新規設備の導入にも携わることに。
  2. 2023年
    5月〜
    (入社5年目)
    冷凍工場の冷凍製品を生産するラインへ異動
    扱う製品が大きく変化したため、職場環境や設備についても一から学びなおすことに。製造の知識量が大幅に増える。
  3. 2024年
    9月〜
    (入社6年目)
    アシスタントリーダーに昇格
    ラインを管理する立場に。ラインを順調に動かし続けられるよう、見回りや点検、改善案の立案等がメインの仕事となる。
  4. 5年後
    海外工場へ赴任し、現地におけるコストや安全面の改善を行う。馴染みのない文化圏で刺激を受ける。
  5. 10年後
    海外赴任経験を生かし、新工場の立ち上げに携わる。場所は国内外を問わない。安全で効率的な製造現場の構築を目指す。

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