環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」
日清食品グループは、人類を「食」の楽しみや喜びで満たすことを通じて社会や地球に貢献する「EARTH FOOD CREATOR」をグループ理念に掲げ、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。近年、気候変動をはじめとする地球規模での環境問題が顕在化する中、世界中の人々の食を支えるグローバルカンパニーとして、より高いレベルでの環境対策推進を重要経営課題と位置付け、環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」を2020年4月に策定しました。
環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」は、地球資源を取り巻く環境の保護および資源の有効活用に挑戦する「資源有効活用へのチャレンジ (EARTH MATERIAL CHALLENGE)」と、当社グループの事業活動全般におけるCO2排出量削減に挑戦する「気候変動問題へのチャレンジ (GREEN FOOD CHALLENGE)」の2つを柱としています。
「EARTH MATERIAL CHALLENGE」では「地球にやさしい調達」「地球資源の節約」「ごみの無い地球」の3つを、「GREEN FOOD CHALLENGE」では「グリーンな電力で作る」「グリーンな食材で作る」「グリーンな包材で届ける」の3つを活動テーマに据えました。
目標と実績
2030年に向けた環境目標 | 目標値 | 直近実績 |
---|---|---|
持続可能なパーム油の調達比率 | 100% | 43.4% |
水使用量…IFRS売上収益百万円あたり | 12.3m3/百万円 | 9.7m3/百万円 |
廃棄物再資源化率…日本国内 | 99.5% | 99.8% |
販売・流通領域における廃棄物削減…15年度対比/日本国内 | -50.0% | -51.1% |
CO2排出削減率:Scope1+2 ※1 …2020年比/国内外 | -42% | -16.1% |
CO2排出削減率:Scope3 ※2 …2020年比/国内外 | -25% | -2.3% |
目標数値は2023年5月に上方修正したもので、現在、SBT ※3 認定を申請しています。(上方修正前の目標数値ではSBT認定を取得済み)
- ※1Scope 1は、主に自社での化石燃料の使用によって排出される温室効果ガス (直接排出)。Scope 2は、主に自社が購入した電気や蒸気の使用によって排出される温室効果ガス (間接排出)
- ※2Scope 3は、主に自社のバリューチェーン (原料調達、輸送、廃棄など) で排出される温室効果ガス (Scope 1、2除く)
- ※3Science Based Targetsの略。産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるために、企業が科学的根拠に基づいて設定する温室効果ガス排出削減目標
環境戦略とマテリアリティの連動
環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」で掲げた目標の一部は、当社グループのマテリアリティと連動しています。
目標※ | マテリアリティ |
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CO2排出削減率 | 気候変動の緩和と適用 |
持続可能なパーム油の調達比率 | 持続可能な調達 |
- ※目標の達成度は役員報酬 (基本報酬) とも業績連動しています