第16弾 2016年11月
めくって届ける。命のシールプロジェクト
国連の報告によると、世界では約8億人、およそ9人に1人が飢餓に苦しんでいます。特に深刻なのは子どもの飢餓で、世界中の子どもの4人に1人、途上国では3人に1人が慢性的な栄養不良に見舞われています※1。また、世界には貧困などを理由に空腹で学校に通う小学生が6,600万人、学校に通えない子どもたちが5,800万人います※2。
「めくって届ける。命のシールプロジェクト」は、世界の飢餓問題を啓発し、飢餓に苦しむ地域の子どもたちを支援することを目的とした活動です。「カップヌードルミュージアム」と「インスタントラーメン発明記念館」に設置する幅約5.5m、高さ約2.1mの大きなパネルは、3,200枚ものめくってはがせるシールで構成されており、来館者には寄付金額100円ごとにシールを1枚ずつめくってもらいます。最初は「お腹が空いて悲しげな子どもたち」であったパネルの写真が、シールをめくると徐々に「学校給食を食べる笑顔の子どもたち」の写真へと変化していくことで、寄付していただいた100円がもたらす効果を視覚的に伝えます。
2016年11月16日から「カップヌードルミュージアム」と「インスタントラーメン発明記念館」にパネルを設置し、多くの来館者の方から寄付していただいた結果、両館とも3,200枚のシールをすべてがめくられ、「学校給食を食べる笑顔の子どもたち」の写真があらわれました。皆さまからの寄付金は総額64万4,995円となり、これに日清食品ホールディングスから同額の寄付金を加えた合計128万9,990円が国連WFPの「学校給食支援プログラム」に寄付されました。
- ※1"Prevalence and trends of stunting among pre-school children", Public Health Nutrition, 2012
- ※2国連WFP