日清食品グループ

リセット

第18弾 2017年1月~2017年12月

Fantastic-Chopsticks!! 森林保全プロジェクト

日本の森林は、林業の衰退などにより適切な管理がされず、荒廃が進んでいます。手入れが不足した森林は活力を失い、二酸化炭素の吸収力低下や土砂災害、風雪災害の増加の原因にもなります。

第18弾となる「Fantastic-Chopsticks!! 森林保全プロジェクト」は、日本の森林保全と資源の有効活用を目的とした社会貢献活動です。日清食品グループ社員が奈良県吉野の森林へ赴き、自らの手で「間伐 (かんばつ)」を行うことで健全で活力のある森林を育てるとともに、伐採した木を使って「箸」を手作りします。作った箸は一般消費者、地域コミュニティ、株主などステークホルダーへ提供する予定で、限られた資源を有効活用します。

2017年1月28日(土)、29日(日)の2日間、奈良県吉野郡下市町で34名の日清食品グループ社員が間伐を行いました。地元の林業従事者の方々による指導のもとで間伐作業を行い、直径約30〜40cm、高さ約20mもの杉を手鋸で伐採したほか、急斜面での細木伐採や林道整備も行いました。間伐によって混み合っていた木と木の間には適度な間隔ができ、その合間から日光が差し込む様子を目の当たりにすることができました。伐採した杉は、山林で2か月以上しっかり乾燥させた後に製材し、4月から順次、木片へと加工します。

6月14日(水)からは、この木片を使った「箸作り」がスタートしました。カンナで木材を箸の形に削りだし、やすりがけと除菌を行い箸袋に入れ、最後にビニールの袋に封入して完成させます。この作業は2017年12月20日(水)まで、日清食品グループの社員延べ813名が参加して行われ、27,000膳が制作されました。制作されたお箸は2018年2月に行われた弊社株主懇親会にて株主の皆さまにプレゼントされたほか、第33回全国小学生陸上競技交流大会や第20回全国小学生クロスカントリーリレー研修大会などで配布されました。

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