ブラジル日清 2008年入社
長谷川 悠
※社員の所属は取材当時のものです。
- THEME 01 -
入社時の目標と現在の仕事
成長著しいブラジル日清で
営業戦略を考え、サポートする
大学は理系学部だったため、周りの友人の多くが大学院に進学するか技術職を選んでいましたが、私は人と関わる仕事に就きたいと考えていました。また、食べることが大好きだったので、身近な製品を世の中に広めることができる食品会社での営業職を希望しました。その中でも子どもの頃から慣れ親しんだ日清食品なら、世界中の人々に製品を届ける仕事に誇りを持って取り組めるだろうと考え、入社を決めました。
入社後は6年間、国内営業を担当し、当初から取引先(主に小売店)の売上を上げるためにデータに基づいた提案を心がけていました。その後、国内の営業戦略部(現在のビジネスストラテジー部)で販売戦略立案のチームリーダーを担い、営業向けの勉強会を企画して、全国のセールスに数字的根拠のある提案の大切さを伝えてきました。そして、経営企画部で海外の事業会社のサポート業務にも携わってきたことから、これまでの経験を活かしたいと考え、ブラジル日清への挑戦を希望しました。
現在はブラジル日清に所属し、販売戦略の立案や、現地スタッフの営業活動のサポートを中心に行っています。効果的な戦略を立案するために地域別・取引先別・製品別などのさまざまな販売データを分析しながら、営業施策の効果検証や解決策の検討をしています。分析した内容をもとに仮説を立て、営業部門の幹部や主要取引先の幹部と定期的なミーティングを行い、販売を最大化するための戦略を共に考えていくことが主な仕事です。
入社後は6年間、国内営業を担当し、当初から取引先(主に小売店)の売上を上げるためにデータに基づいた提案を心がけていました。その後、国内の営業戦略部(現在のビジネスストラテジー部)で販売戦略立案のチームリーダーを担い、営業向けの勉強会を企画して、全国のセールスに数字的根拠のある提案の大切さを伝えてきました。そして、経営企画部で海外の事業会社のサポート業務にも携わってきたことから、これまでの経験を活かしたいと考え、ブラジル日清への挑戦を希望しました。
現在はブラジル日清に所属し、販売戦略の立案や、現地スタッフの営業活動のサポートを中心に行っています。効果的な戦略を立案するために地域別・取引先別・製品別などのさまざまな販売データを分析しながら、営業施策の効果検証や解決策の検討をしています。分析した内容をもとに仮説を立て、営業部門の幹部や主要取引先の幹部と定期的なミーティングを行い、販売を最大化するための戦略を共に考えていくことが主な仕事です。
- THEME 02 -
日々の挑戦
異なる価値観を持つメンバーとの
コミュニケーションに苦心した
ブラジルは経済成長が著しく、日清食品の売上もどんどん伸びている成長市場です。ただ、右肩上がりが続いているからこそ、営業施策の何が効果的だったのかの分析・検証がなされておらず、戦略立案の専門部隊もいませんでした。もっと戦略的に考えて施策を実行し、効果検証を繰り返すことでさらなる成長が期待できると考え、戦略面の強化に取り組み始めました。
ただ、ブラジルでも積み重ねられたノウハウがあり、日本のやり方をそのまま導入しようとすると、今までの方法を否定されていると捉えられてしまい、反発されることもあります。他にも、言葉や価値観の壁が大きく立ちはだかりました。現地メンバーとのコミュニケーションはすべてポルトガル語。翻訳ツールを使いながらメールや資料を作成し、対話が必要なときは通訳を介して話しますが、「施策の効果検証をしたいので、この販売条件でデータを抽出し、まとめてほしい」と伝えても、全然違うデータが上がってくることが頻発しました。データを捉える視点をすり合わせたり、伝え方を工夫したりと試行錯誤した結果、求めるグラフや図のひな形をある程度作り、「この図に入れる情報がほしい」と伝えることで、少しずつ理解を得られるようになっていきました。さらに、新型コロナウイルス拡大を背景として、ブラジル現地に渡った後も自宅からフルリモートで仕事を続けており、チームメンバーとの関係性構築においても挑戦の日々が続いています。
ただ、ブラジルでも積み重ねられたノウハウがあり、日本のやり方をそのまま導入しようとすると、今までの方法を否定されていると捉えられてしまい、反発されることもあります。他にも、言葉や価値観の壁が大きく立ちはだかりました。現地メンバーとのコミュニケーションはすべてポルトガル語。翻訳ツールを使いながらメールや資料を作成し、対話が必要なときは通訳を介して話しますが、「施策の効果検証をしたいので、この販売条件でデータを抽出し、まとめてほしい」と伝えても、全然違うデータが上がってくることが頻発しました。データを捉える視点をすり合わせたり、伝え方を工夫したりと試行錯誤した結果、求めるグラフや図のひな形をある程度作り、「この図に入れる情報がほしい」と伝えることで、少しずつ理解を得られるようになっていきました。さらに、新型コロナウイルス拡大を背景として、ブラジル現地に渡った後も自宅からフルリモートで仕事を続けており、チームメンバーとの関係性構築においても挑戦の日々が続いています。
- THEME 03 -
成功体験
効果検証に基づく
販売戦略を取引先に発表
2021年5月に行われたセールスコンベンションでは、ブラジル日清の年間販売戦略のプレゼン資料作成を担当しました。セールスコンベンションとは、全国取引先の幹部を招待し、その年の事業戦略をお伝えする大きなイベントです。
このプレゼンでは、年間を通してどのような製品をどのように販売していくか、プロモーション等の拡販サポート策はどういったものがあるかを伝えることで、ブラジル日清が描くビジョンの全体像を取引先に理解してもらうことが目的です。私が担当した際は上記に加えて、それまでに分析してきたさまざまな販売施策の効果検証を根拠に、特に注力すべき営業施策の提案や、販売増加が期待できる店舗の傾向、消費者の購買に繋がりやすい売場プロモーション事例の紹介をプレゼン資料に盛り込みました。日本とは全く異なる慣れない環境でしたが、効果的な施策を常日頃から分析・検証してきたことが、一つの成果に繋がった瞬間だったと思っています。
このプレゼンでは、年間を通してどのような製品をどのように販売していくか、プロモーション等の拡販サポート策はどういったものがあるかを伝えることで、ブラジル日清が描くビジョンの全体像を取引先に理解してもらうことが目的です。私が担当した際は上記に加えて、それまでに分析してきたさまざまな販売施策の効果検証を根拠に、特に注力すべき営業施策の提案や、販売増加が期待できる店舗の傾向、消費者の購買に繋がりやすい売場プロモーション事例の紹介をプレゼン資料に盛り込みました。日本とは全く異なる慣れない環境でしたが、効果的な施策を常日頃から分析・検証してきたことが、一つの成果に繋がった瞬間だったと思っています。
- THEME 04 -
これからの挑戦
カップ麺市場拡大が
ブラジルでの新たなミッション
現在ブラジルの即席麺市場は、袋麺が主流ですが、カップ麺も拡大するチャンスがあり、ブラジル日清には今後のカップ麺市場を切り開いていく役割が求められています。海外カップ麺市場の拡大に成功すれば、他国への展開にも応用することができるため、日清食品全体の事業拡大に大きく貢献することにも繋がります。ただ、ブラジルの消費者にとって袋麺は馴染みのある食文化として定着している一方で、カップ麺は調理方法のイメージが湧かず、価格も袋麺に比べると割高なため、勝手に広まってくれるほど甘い話ではありません。食文化を創ることは1~2年でできることではありませんが、ブラジル国内でカップヌードルの無料サンプリング・製品の導入店舗数拡大・店舗内での大量陳列を地道に実施することで、認知が広がるスピードを意識的に加速させてきました。カップヌードルブランドのさらなる成長に加えて、カップ麺の製品ラインナップを拡充することで、袋麺中心のブラジルでカップ麺市場を創っていく。これが、私の実現すべきミッションだと思っています。
海外で働く一番の醍醐味は、こうした成長市場に身を置けることです。苦労して考えて実行したことが、前年比125%や200%近い売上アップに繋がることも多く、明確な結果になって表れることが面白いです。また、日本の常識が通用しない環境は、常に自分を見直す機会を与えてくれます。「より良くするにはどうしたらいいのか」と初心に立ち返って考え、バックグラウンドの異なるメンバーをマネジメントしながらチームで実践することも、自分自身の成長に繋がっていると実感しています。
海外で働く一番の醍醐味は、こうした成長市場に身を置けることです。苦労して考えて実行したことが、前年比125%や200%近い売上アップに繋がることも多く、明確な結果になって表れることが面白いです。また、日本の常識が通用しない環境は、常に自分を見直す機会を与えてくれます。「より良くするにはどうしたらいいのか」と初心に立ち返って考え、バックグラウンドの異なるメンバーをマネジメントしながらチームで実践することも、自分自身の成長に繋がっていると実感しています。
CAREER
オンリーワンの
キャリアを駆け抜ける
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2008年
6月〜(入社1年目)中部支店に配属となり、取引先(小売店)への営業活動を担当。販売データ分析に基づいた提案を重ねて信頼を得ていった。 -
2014年
4月~(入社7年目)営業活動をサポートする部署へ異動。全国のセールスのスキルアップを目的として、即席麺カテゴリー分析の研修や勉強会を全国各地の営業拠点で実施した。 -
2021年
11月~(入社14年目)ブラジル日清に着任。リモートワーク中心で言葉や文化の壁を感じながらも、効果的な営業戦略の立案にチームで取り組む。 -
5年後言語や文化の理解を深め、マネジメント経験を重ねることで、リーダーとして成長し、本社と現地法人の橋渡し役として活躍する。
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10年後海外事業に関わる経営層として海外の即席麺市場の成長をけん引することで、日清食品グループ全体のグローバルな成長に貢献する。