日清食品株式会社 ビジネスソリューション本部第一支店 2009年入社
世永 恵祐
※社員の所属は取材当時のものです。
- THEME 01 -
入社の決め手と、現在の仕事
“出る杭は育てる”を信じて入社
一歩踏み出す姿勢で、社内外で信頼を得る
当社は食品業界を長年リードしてきた大手企業でありながら、常に新たなことにチャレンジする社風があります。「販売の現場で、ビジネスの基礎を学びたい」「日々新しいことに挑戦したい」そんな思いから営業を志した私には、ピッタリの環境でした。また当時の選考でCOOから聞いた「日清食品は、“出る杭は育てる会社”です。どんどん手を挙げて活躍してください」という言葉にも背中を押されましたね。
入社後の2年間は、九州地方の取引先店舗を駆け回りました。さまざまな店舗を巡って気づいたのは、「消費者の層やニーズは地域によって異なる」ということです。そこで、過去の成功事例なども参考にしながら、それぞれのエリアや店舗に合った商品陳列や販促企画を提案していきました。取引先にとって、新米のメーカー営業を信じるのは簡単なことではありません。しかしこのような寄り添い型のアプローチをしたことで、深く信頼してもらえたように感じます。
現在は、ユニットリーダーを務めています。当社は2019年から、営業チームをさらに細分化した「ユニット制度」を設けました。その初年度からリーダーに就任し、課長と現場社員の間に立ってマネジメントしています。
実はこの制度、「チームが増えることで、かえって情報共有のスピードが落ちるのではないか」といった懸念の声もありました。しかし導入翌年に始まったコロナ禍で、大きな効果が現れはじめたのです。リモートワークが一気に広まり、上司と部下は顔を合わせられない状況になりました。そこで私は、「今こそユニットリーダーとしてチームを団結させよう」と決意しました。社内チャットを誰よりも活用し、成功事例の共有や業務の進捗確認を行ったのです。すると一人ひとりがチームの課題を見つめ、仲間の成功を喜ぶようなチームワークが生まれました。結果的に私のユニットは、設立から今までずっと売上新記録を更新し続けています。
入社後の2年間は、九州地方の取引先店舗を駆け回りました。さまざまな店舗を巡って気づいたのは、「消費者の層やニーズは地域によって異なる」ということです。そこで、過去の成功事例なども参考にしながら、それぞれのエリアや店舗に合った商品陳列や販促企画を提案していきました。取引先にとって、新米のメーカー営業を信じるのは簡単なことではありません。しかしこのような寄り添い型のアプローチをしたことで、深く信頼してもらえたように感じます。
現在は、ユニットリーダーを務めています。当社は2019年から、営業チームをさらに細分化した「ユニット制度」を設けました。その初年度からリーダーに就任し、課長と現場社員の間に立ってマネジメントしています。
実はこの制度、「チームが増えることで、かえって情報共有のスピードが落ちるのではないか」といった懸念の声もありました。しかし導入翌年に始まったコロナ禍で、大きな効果が現れはじめたのです。リモートワークが一気に広まり、上司と部下は顔を合わせられない状況になりました。そこで私は、「今こそユニットリーダーとしてチームを団結させよう」と決意しました。社内チャットを誰よりも活用し、成功事例の共有や業務の進捗確認を行ったのです。すると一人ひとりがチームの課題を見つめ、仲間の成功を喜ぶようなチームワークが生まれました。結果的に私のユニットは、設立から今までずっと売上新記録を更新し続けています。
- THEME 02 -
成功体験
オリジナルのコンテストを企画し
取引先に“モノを売る楽しさ”を届けられた
これまで取引先にさまざまな提案してきましたが、とびきり大きな壁にぶつかったこともあります。とある取引先のバイヤーからは長い間、「商品をとにかく安く仕入れたい」と交渉されていました。当社が企画したキャンペーンも販促物も一切採用できないというスタンスで、思わず頭を抱えましたね。
そんなときに思い切って提案したのは、店舗同士で競うディスプレイコンテストです。小売業界では、メーカーが企画した店舗ディスプレイ案を表彰する「大陳コンテスト」があり、当社もよく表彰されます。私が提案したのは、このコンテストを取引先1企業内で開催するオリジナル企画です。折しも、「カップヌードル」が発売50周年を迎えるタイミングでした。このチャンスを活かさない手はないと、「50周年記念のディスプレイを各店舗で企画しましょう」と働きかけたのです。実際に開催してみると、手の込んだ装飾や考え抜かれたレイアウトの陳列写真が、各店舗からたくさん集まりました。そしてコンテスト終了後には、バイヤーから「こういった企画をまた定期的にやりましょう」と言っていただけました。“いかに安く仕入れるか”だけでなく、“いかに商品を売るか”という楽しさを取引先に届けられた経験でした。
そんなときに思い切って提案したのは、店舗同士で競うディスプレイコンテストです。小売業界では、メーカーが企画した店舗ディスプレイ案を表彰する「大陳コンテスト」があり、当社もよく表彰されます。私が提案したのは、このコンテストを取引先1企業内で開催するオリジナル企画です。折しも、「カップヌードル」が発売50周年を迎えるタイミングでした。このチャンスを活かさない手はないと、「50周年記念のディスプレイを各店舗で企画しましょう」と働きかけたのです。実際に開催してみると、手の込んだ装飾や考え抜かれたレイアウトの陳列写真が、各店舗からたくさん集まりました。そしてコンテスト終了後には、バイヤーから「こういった企画をまた定期的にやりましょう」と言っていただけました。“いかに安く仕入れるか”だけでなく、“いかに商品を売るか”という楽しさを取引先に届けられた経験でした。
- THEME 03 -
日々の挑戦
じっくり1年かけた販促企画で
新商品「カレーメシ」の市場を拡大
今では当社の看板商品の一つになった「カレーメシ」ですが、私は、この商品の市場拡大に貢献したと自信を持って言えます。2013年にライス事業部が立ち上がり、2014年に「カレーメシ」が発売されました。ですが、はじめは大きく取り上げてくれる店舗がほとんどなかったのです。新商品なのに露出が少なければ、売上目標には到底届きません。そして仕入数や販促企画数が減少していく……という負のスパイラルが続きました。
この事態を打開するため、一部の店舗での貴重な成功事例をかき集め、多くの取引先へ共有しました。「販促コーナーを設置する」「まとめ買いでの割引特典をつける」といった企画です。普段の企画が2~3ヶ月ほどのペースで結果に繋がる中、この企画は芽を出すまで実に1年かかりましたね。もしこれが知名度の高い「カップヌードル」だったら、もっと早く結果が出たかもしれません。それだけ市場で確立させるのに時間のかかった「カレーメシ」ですが、諦めずに続けていくことで、多くのファンが生まれるほどのヒット商品となりました。
ですが「カレーメシ」の成功は、店舗での戦略だけで勝ち取ったわけではありません。当社には3つのマーケティング戦略があります。まずは、当社が長年注目を集めてきたメディア広告(空中戦)。次に、近年力を入れているSNS(サイバー戦)。そして、私たち営業が店舗で手がける販促企画(地上戦)。この3つの要素を絶妙なタイミングで仕掛けるのです。そこで生まれるシナジー効果は、当社の得意とするところですね。
この事態を打開するため、一部の店舗での貴重な成功事例をかき集め、多くの取引先へ共有しました。「販促コーナーを設置する」「まとめ買いでの割引特典をつける」といった企画です。普段の企画が2~3ヶ月ほどのペースで結果に繋がる中、この企画は芽を出すまで実に1年かかりましたね。もしこれが知名度の高い「カップヌードル」だったら、もっと早く結果が出たかもしれません。それだけ市場で確立させるのに時間のかかった「カレーメシ」ですが、諦めずに続けていくことで、多くのファンが生まれるほどのヒット商品となりました。
ですが「カレーメシ」の成功は、店舗での戦略だけで勝ち取ったわけではありません。当社には3つのマーケティング戦略があります。まずは、当社が長年注目を集めてきたメディア広告(空中戦)。次に、近年力を入れているSNS(サイバー戦)。そして、私たち営業が店舗で手がける販促企画(地上戦)。この3つの要素を絶妙なタイミングで仕掛けるのです。そこで生まれるシナジー効果は、当社の得意とするところですね。
- THEME 04 -
これからの目標
仲間とチャレンジを続け
“何でも売れる最強の営業”へ
定番の「カップラーメン」、新たな顔である「カレーメシ」……。今後も、当社では続々と新商品が生まれるでしょう。当社が成長を続けるためにも、まずは私自身が“何でも売れる最強の営業”になりたいと考えています。そしてユニットリーダーとして、優秀な後輩を一人でも多く育てることも大きな目標ですね。言葉にするのは簡単ですが、カテゴリーを超えたさまざまな商品で結果を出すことは、並大抵の努力では叶えられません。
そういった意味で、チャレンジをどんどん応援する当社の文化は追い風になっていると感じますね。社内では、全国のセールス拠点での提案成功事例を共有するネットワークがあります。中でも、社歴の浅い社員の企画には斬新なものが多く、「こんな提案もできるのか!」と驚くものばかりです。そこにあるのは、自社の利益ばかりを求める姿勢ではありません。取引先店舗と楽しみながらモノを売ることや、新たな食文化を切り拓いていくことへの使命感が光っています。これは、当社ならではの醍醐味かもしれません。
社内には良きライバルがたくさんいますが、私も負けてはいられません。当社の商品を誰よりも愛し、取引先や消費者の“本質的なニーズ”を探り、今後も日清食品らしいユニークな方法で解決していきます。そうすれば、結果を出し続ける“最強の営業”になれるはずです。
そういった意味で、チャレンジをどんどん応援する当社の文化は追い風になっていると感じますね。社内では、全国のセールス拠点での提案成功事例を共有するネットワークがあります。中でも、社歴の浅い社員の企画には斬新なものが多く、「こんな提案もできるのか!」と驚くものばかりです。そこにあるのは、自社の利益ばかりを求める姿勢ではありません。取引先店舗と楽しみながらモノを売ることや、新たな食文化を切り拓いていくことへの使命感が光っています。これは、当社ならではの醍醐味かもしれません。
社内には良きライバルがたくさんいますが、私も負けてはいられません。当社の商品を誰よりも愛し、取引先や消費者の“本質的なニーズ”を探り、今後も日清食品らしいユニークな方法で解決していきます。そうすれば、結果を出し続ける“最強の営業”になれるはずです。
CAREER
オンリーワンの
キャリアを駆け抜ける
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2010年
4月~(入社2年目)熊本営業所に異動
営業として初めて取引先を持つが、関係構築に苦戦。足しげく通って地域ごとの特色や過去の成功事例を活かした提案を行い、時間をかけて取引先からの信頼を獲得していった。 -
2013年
4月~(入社5年目)ライス営業部の初期メンバーに抜擢
まだ販売戦略も決まっていない状態からスタート。特に新商品「カレーメシ」の普及ではいくつもの壁にぶつかる。諦めずに試行錯誤を繰り返し、現在のカップライス市場のベースを生み出した。 -
2019年
4月~(入社11年目)ユニットリーダーに就任
全社的に初めてユニット制度が導入され、さっそくユニットリーダーを任される。翌年にリモートワークが広まってからは、さらにスピーディで綿密な情報伝達を心がけた。その結果、ユニット誕生以来、毎年売上新記録を更新し続けている。 -
5年後優秀な後輩を育てつつ自身も成長し、ユニットリーダーからオフィスリーダーになりたい。それが日清食品の発展や、日本の食文化の発展に繋がると信じている。
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10年後我が東京ビジネスソリューション部を、全社の「配属になりたい部署No.1」にすることが大きな夢。そのためにも日清食品らしさを忘れず何でも挑戦し、“何でも売れる最強の営業”になりたい。