日清食品ホールディングス株式会社 情報企画部 2023年入社
山田 皓祐
※社員の所属は取材当時のものです。
- THEME 01 -
入社の決め手と、現在の仕事
「誰かの“働く”を支えたい」
IT未経験から思い切って入社
学生時代のアルバイトでは、各企業に適したシェアオフィスのプランを提案していました。そこでは企業の悩みや夢を聞くことも多く、「社会人になっても、誰かの“働く”を支える立場でありたい」という気持ちが芽生えたのです。
そのため就職活動では“組織改善”を軸として、はじめはIT関連や教育支援といったBtoBの企業を検討していました。しかし日清食品に出会い、「ここだ」と確信しました。この情報企画部の使命は、ITを通して企業の“内側”から組織を改善することです。選考へ進むうちに出会ったのは、リスクを恐れずにチャレンジしている先輩社員の姿でした。「一生懸命に取り組む人が、力を思い切り発揮できるような環境を作りたい」そう考え、入社を決意しました。
ITに詳しくないまま入社しましたが、大学で会計を学んでいたこともあり、まずは会計領域のシステムへ携わることになりました。現在はグループ全体の業績を管理する基幹システムの運用・改善を担当しています。
また入社4ヶ月目から、MDM(マスターデータマネジメント)のプロジェクトに参画しました。社内でそれぞれ別に管理していた財務・経理システムを一つにまとめ、業務効率化を図る取り組みです。ここではシステムの開発自体にも携わり、社外のベンダーとやり取りしています。当社ではベンダーにまるきり任せるということはなく、自分の意見も交えながらシステムを構築します。知識が足りずに焦ることも多いですが、一緒にモノづくりを進めていくのは面白いですね。
そのため就職活動では“組織改善”を軸として、はじめはIT関連や教育支援といったBtoBの企業を検討していました。しかし日清食品に出会い、「ここだ」と確信しました。この情報企画部の使命は、ITを通して企業の“内側”から組織を改善することです。選考へ進むうちに出会ったのは、リスクを恐れずにチャレンジしている先輩社員の姿でした。「一生懸命に取り組む人が、力を思い切り発揮できるような環境を作りたい」そう考え、入社を決意しました。
ITに詳しくないまま入社しましたが、大学で会計を学んでいたこともあり、まずは会計領域のシステムへ携わることになりました。現在はグループ全体の業績を管理する基幹システムの運用・改善を担当しています。
また入社4ヶ月目から、MDM(マスターデータマネジメント)のプロジェクトに参画しました。社内でそれぞれ別に管理していた財務・経理システムを一つにまとめ、業務効率化を図る取り組みです。ここではシステムの開発自体にも携わり、社外のベンダーとやり取りしています。当社ではベンダーにまるきり任せるということはなく、自分の意見も交えながらシステムを構築します。知識が足りずに焦ることも多いですが、一緒にモノづくりを進めていくのは面白いですね。
- THEME 02 -
成功体験
ユーザー目線を持って
業務システムをより快適なものに
当社では二つの軸でIT改革を進めています。一つは、社内ChatGPT「NISSIN
AI-chat」などの最先端技術を駆使した“攻めのIT”です。もう一つは、日々使うシステムをより快適に安全に運用していく“守りのIT”です。私の業務の大半は、後者の“守りのIT”と言えるでしょう。
中でも日々苦戦しながら進めているのは、全面的に任されている、グループ内の管理会計システムの運用です。システム改善のプロセスには正解がありません。仮説と検証を何度も繰り返していくしかないのです。例えば、経理から「システム上に出力された帳簿データが計算と合わない」という問い合わせを受けたら、「原因は生産部門か、販売部門か」「そもそもシステムのエラーが起きているのではないか」といった原因の究明から始めます。しかしこれは会計やITの知識だけでなく、そのシステムを使っている部門の業務内容も深く理解していなければなりません。言い換えれば、会計やITの知識に加え、実際にシステムを使うユーザーの目線を持てば、打開策の解像度はグンと上がるでしょう。そのため、関わる部門の業務内容やその目的(何のためにその業務を行うのか)も日々掴めるようにしています。
こういった業務システムは、スムーズに使えて当たり前ですし、経営判断にも関わってくる重要なものです。そんなシステムを任されている責任の重さも感じる一方で、無事にトラブルや課題を解決したときは、この仕事の大きな価値を感じます。困っていた社員から、安心した顔で「ありがとうございました」と言われるのも嬉しいですね。
中でも日々苦戦しながら進めているのは、全面的に任されている、グループ内の管理会計システムの運用です。システム改善のプロセスには正解がありません。仮説と検証を何度も繰り返していくしかないのです。例えば、経理から「システム上に出力された帳簿データが計算と合わない」という問い合わせを受けたら、「原因は生産部門か、販売部門か」「そもそもシステムのエラーが起きているのではないか」といった原因の究明から始めます。しかしこれは会計やITの知識だけでなく、そのシステムを使っている部門の業務内容も深く理解していなければなりません。言い換えれば、会計やITの知識に加え、実際にシステムを使うユーザーの目線を持てば、打開策の解像度はグンと上がるでしょう。そのため、関わる部門の業務内容やその目的(何のためにその業務を行うのか)も日々掴めるようにしています。
こういった業務システムは、スムーズに使えて当たり前ですし、経営判断にも関わってくる重要なものです。そんなシステムを任されている責任の重さも感じる一方で、無事にトラブルや課題を解決したときは、この仕事の大きな価値を感じます。困っていた社員から、安心した顔で「ありがとうございました」と言われるのも嬉しいですね。
- THEME 03 -
日々の挑戦
AIは、“頼れるパートナー”
社内での活用を広めるために試行錯誤
実は、“攻めのIT”である「NISSIN
AI-chat」の利用促進プロジェクトにも参加しています。当社は世間でいち早くChatGPTを導入したこともあり、社内での活用を広めようと動き始めました。しかし、そのためにはまず「今どのように使われているのか、そこでぶつかる課題は何なのか」を分析しなくてはなりません。ここで私はチームに提案し、期間ごとや部門ごとで確認できる「利用状況分析ツール」を作成しました。
このツールをプロジェクトのメンバーが簡単に使えるよう、操作のしやすさや見やすさを考慮したデザインにしました。自身のアイデアだけでなく、構築する過程で上司や先輩にも意見をもらいながら進めていきました。こういった相談ができるオンライン会議は、週1回の頻度で行われます。プロジェクトに参加する営業メンバーの他、成田敏博CIOからも意見をもらえる貴重な時間です。この「利用状況分析ツール」は、メンバーが持つ知識やノウハウの結晶だと感じています。
チャレンジを応援してもらえるのは当社の文化ですが、ただ野放しにされるわけではありません。上司や先輩は私のことを気にかけてくれますし、相談すれば快く応えてくれます。また大きな組織でありながら、若手社員が経営陣と接点を持てるのも当社の特徴ではないでしょうか。私もよくCIOと、何気ない話から真剣な意見交換までしていますね。
まだまだ世間では珍しいものであるAIですが、使いこなせれば“頼れるパートナー”へと変わります。私も日々の業務で調べものをしたいとき、よく「NISSIN AI-chat」を使っています。このシステムは社外からも注目されていますので、当社からAIの魅力をどんどん広めていきたいです。
このツールをプロジェクトのメンバーが簡単に使えるよう、操作のしやすさや見やすさを考慮したデザインにしました。自身のアイデアだけでなく、構築する過程で上司や先輩にも意見をもらいながら進めていきました。こういった相談ができるオンライン会議は、週1回の頻度で行われます。プロジェクトに参加する営業メンバーの他、成田敏博CIOからも意見をもらえる貴重な時間です。この「利用状況分析ツール」は、メンバーが持つ知識やノウハウの結晶だと感じています。
チャレンジを応援してもらえるのは当社の文化ですが、ただ野放しにされるわけではありません。上司や先輩は私のことを気にかけてくれますし、相談すれば快く応えてくれます。また大きな組織でありながら、若手社員が経営陣と接点を持てるのも当社の特徴ではないでしょうか。私もよくCIOと、何気ない話から真剣な意見交換までしていますね。
まだまだ世間では珍しいものであるAIですが、使いこなせれば“頼れるパートナー”へと変わります。私も日々の業務で調べものをしたいとき、よく「NISSIN AI-chat」を使っています。このシステムは社外からも注目されていますので、当社からAIの魅力をどんどん広めていきたいです。
- THEME 04 -
これからの目標
“攻め”と“守り”を掛け合わせ
日清食品のIT力をさらに上げていく
今後は、“攻めのIT”と“守りのIT”の両方を掛け合わせた、もう一歩先のシステムを構築したいと考えています。例えば、“守りのIT”で改善させた業務システムのデータを、“攻めのIT”で進化させている「NISSIN
AI-chat」に連携させれば、より強力な社内ChatGPTになるのではないでしょうか。その実現に向けて、きっと業務システムや「NISSIN
AI-chat」にはまだまだ改善の余地がたくさん秘められています。まずはそういった“伸びしろ”を着実に見つけていきたいですね。
私は当社に入るまで、ITのことをほとんど知りませんでした。ですが現在は少しずつ勉強しつつ、「ITを駆使してどうしたいか」という視点を強く持つことで仕事を進められています。エンジニアを志望される方の中には、「社内SEや情報システム部門の仕事に就くと、その先のキャリアが限られる」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。少なくとも、当社ではそんなことはありません。食品メーカーでありながら、IT業界と比べても先進的なことに取り組んでいます。社外のIT関連の研修に参加する機会も豊富です。未経験で入社した私には目まぐるしく感じるくらい、学びの多い毎日です。
「誰かの“働く”を支えたい」「組織の成長を支えたい」そんな思いを持っていた私ですが、当社では、そのやりがいをずっと感じながらキャリアを歩めそうです。
私は当社に入るまで、ITのことをほとんど知りませんでした。ですが現在は少しずつ勉強しつつ、「ITを駆使してどうしたいか」という視点を強く持つことで仕事を進められています。エンジニアを志望される方の中には、「社内SEや情報システム部門の仕事に就くと、その先のキャリアが限られる」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。少なくとも、当社ではそんなことはありません。食品メーカーでありながら、IT業界と比べても先進的なことに取り組んでいます。社外のIT関連の研修に参加する機会も豊富です。未経験で入社した私には目まぐるしく感じるくらい、学びの多い毎日です。
「誰かの“働く”を支えたい」「組織の成長を支えたい」そんな思いを持っていた私ですが、当社では、そのやりがいをずっと感じながらキャリアを歩めそうです。
CAREER
オンリーワンの
キャリアを駆け抜ける
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2023年
5月~(入社1年目)情報企画部へ配属
部としてはかなり久しぶりの新卒メンバーとして入社する。IT未経験の上、部内に同期はおらず、社歴も年齢も離れた上司や先輩に囲まれる環境で社会人デビュー。まずは大学で学んだ会計領域のシステム運用を担うことに。 -
2023年
7月~(入社1年目)プロジェクトに参画
社内財務・経理システムのMDM(データ一括管理)プロジェクトへ加わる。まだまだITの知識に自信は持てなかったが、社外ベンダーとも活発に意見を交換。チームの一員として積極的にプロジェクトを進めている。 -
2023年
12月~(入社1年目)グループの管理会計システム全域を担当
業務システムの改善には決まったプロセスがなく、仮説と検証を繰り返していかなければならない。そこで重要なのは、その業務システムを使うユーザーの目線に立つこと。会計やITの知識だけでなく、社内の各部門の仕事にも目を向けはじめた。 -
5年後全面的に任されている管理会計システムの運用・改善を進め、業務部門と連携しながら、社内データを安定的・正確にキャッチできる環境を作りあげたい。
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10年後各業務をさらにサポートするような、新しい基幹システムを導入したい。日清食品グループ全体を、データドリブン経営ができる組織にすることが目標。